哺乳類のキタオポッサムは、産まれたばかりの幼獣が母親の乳頭に吸い付くと母親の乳頭が幼獣の口の中で膨らんで抜けない状態となり数十日間はそのまま過ごす事になる。そしてキタオポッサムは一度の出産で最大50頭ほどの幼獣を産むが、母親の乳頭は13個しかないので、産まれた直後のきょうだい間での乳頭到達レースで13位までに入れなかった者は死ぬ事になるという種内競争システムがある。ある種のサメには、胎内で成長する間に胎児同士が共食いして、強い者だけが生き残り弱いきょうだいを栄養にして産まれてくるという種内競争システムがある。これらの例と比べれば現代の人間社会の競争なんてぬるいぬるい!…と思いながら現代の人間社会をサバイバルしている。