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からえふ
『隣の影』
北欧といえば福祉も充実して幸福度の高いことで知られているけど、北欧の映画は結構ブラックなものが多い気がします。
先日観た『胸騒ぎ』や今作もそう。
他にもあれやこれやトラウマ作品が思い浮かぶはず。
老夫婦の庭にある大木が、隣の中年夫婦の庭に影を落としています。
日光浴ができないから剪定をしてほしいと頼みますが、老夫婦の妻は断ります。
それから後、車のタイヤが全てパンクしていたり、飼っている猫が行方不明になったり、お互いの家庭で不可思議なことが立て続けに起きるのでした。
怪しむ両家族。防犯カメラまで設置し監視します。
そして遂には最悪な事態へと。
隣の庭木の影がタイトルでしょう。
しかし影はそれだけではありません。
お互いの家庭内にも影は存在しています。
老夫婦は、息子を1人亡くしていて心に病いがあるようです。
中年夫婦は、人工授精を繰り返すも子を授けることができていません。
そんな精神的に不安定な状態だから隣人トラブルへと大きくなってしまったのかもしれません。
じっくり話し合えば済んだことだったのかもしれませんが、決してそうしようとはしませんでした。
あまりにも意地をはり過ぎると、関係がない人までが巻き添いになり、誰も幸せになれない。
こんな悲しいことはないです。
それにしても老夫婦の妻がしたある行為には、そこまでするのかと唖然とするでしょう。
で、窓から見えるラストシーンは、もうずっこけます。
#映画
#アマプラ
#隣の影


ろびのわーる
老夫婦が暮らす家の庭には大きな木が立っていた。ある日、隣の中年夫婦からその木の影が日光浴の邪魔になるとクレームを付けられる。以来、いがみ合うようになった両家は、不審な出来事を相手の仕業と思い込むようになる。そして老夫婦の飼い猫が失踪したことにより、予想もしなかった悲劇が起こる。
救いのない鬱展開。悪い憶測がどんどんエスカレートしてゆく。画面は常に暗く、BGMもほとんどない。
老夫婦の息子にもトラブルが発生し、メインストーリーと並行して進む。こっちはこっちで救い難い。自業自得なだけに。
北欧の映画だけあってかなり陰湿。でもそれがいい。こんなどうしようもない人々に救いなどなくていい…と、つい思ってしまう。
結局のところ、コミュニケーションがちゃんと取れてないのが良くないんだと思う。
それと、別れた恋人の画像はちゃんと処分しないとね。
#映画 #鬱映画 #北欧映画
#UNEXT #隣の影

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