アリアドネの声 井上真偽(あらすじ)幼い頃水難事故で兄を亡くした高木春生は、自分の臆病さ故に救助が間に合わずら兄を救えなかったという自責の念もあり、災害救助用ドローンも手がけるドローンの開発企業に入社する。都市機能を地下に移し、障がい者も健常者も快適に暮らせるユニバーサルデザインを実現した地下都市のオープニングセレモニーに、ドローンパフォーマンスのサポートとして参加するが、地震によって地下都市が崩落してしまう。急遽、件の災害救助用ドローンを用いて要救助者1名の捜索および避難誘導を行うことになるが、救助者は見えない、聞こえない、話せないという三重障害を持つ令和のヘレン・ケラーであった。(あらすじここまで)Kindle Unlimitedで配信されていたので深く考えずに読んでみた。絶体絶命都市エヴァンゲリオンみたいな感じだった(?)ハラハラドキドキする救助展開(絶体絶命都市)、過去の呪縛と向き合う主人公(エヴァンゲリオン)、都市計画のきな臭さ(絶体絶命都市)、タチの悪いYouTuberによるマスメディア的なさぐりと揺さぶり(絶体絶命都市)。振り返ってもやはりこれは絶体絶命都市だ間違いない。結局広げた風呂敷が全部はたたまれずに終わってるので細かいところが気になる人は読後感が微妙かも?細かいところ気にしなければ泣けるしハラハラするし面白い。絶体絶命都市が好きな人はおすすめ。アリアドネの声が好きな人は絶体絶命都市がおすすめ。私は牛沢の絶体絶命都市実況が大好きです(なんの話?)