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方丈海@書籍発売中
「私、パパ似で産まれたかった!」
すると、ママはこう言った。
「甘えるな。それでも私はパパを捕まえたんだ」
【強妻】
※140字以内の小説でした
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男の子はヒマワリみたいな笑顔で俺にそう言った。両手の上には沢山の10円玉がある。
しかし、それでは1輪しか買えない。
だが、金額なんて些末だ。伝わるべきことがしっかりと伝われば、世の中はそれでいいのだ。だから俺はこう伝えた。
「坊主。ウチは八百屋なんだ」
【母に贈る花】
※140字以内の小説でした
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「ママどうしちゃったの?」と娘ちゃんの心配そうな顔。
「ママはね、少し元気がないだけだよ。すぐよくなるよ」と伝えると、娘ちゃんは冷蔵庫にあったアイスを持ってきて「ママ元気になってぇ…これ食べていいからぁ!」
娘ちゃんの優しさに目頭が熱くなった。
それパパのアイス。
【冷たい優しさ】
※140字以内の小説でした
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「どんな?」
「江戸川乱歩って作家がいるのは知ってたけど、海外にエドガー・アラン・ポーって、そっくりな名前の作家がいるんだ」
「それ本当に偶然だと思う?」
友人は少し考え、閃いた
「エドガー・アラン・ポーの名前は、江戸川乱歩をもじったのか!」
【逆】
※140字以内の小説でした
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「あなた…」
「その前に…最後のドライブに行かないか?」
「プロポーズも、車の中でしてくれたわね」
「覚えてたのか」
「当然よ」
ドライブを終え、家に戻ると、夫はしばらく運転席を離れなかった。そして「楽しかったなぁ…」と呟き、車を降りた。
【終点】
※140字以内の小説でした
※再掲
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しかし、シェフは自分の髪だと認めず、俺の髪の毛だと宣う。上等だ。俺達はその髪の毛をDNA鑑定にかけた。その結果、シェフは、幼い頃に生き別れた実の兄であると判明した。
「弟…」
「兄さん…」
やっぱり、お前の髪の毛じゃねぇか。
【兄弟喧嘩】
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おそらくネットで仕入れたであろう豆知識を、姉は自慢気に披露してきた
「そうなんだ」
「昔の人って、趣味悪いよねぇ~」
「……」
人の本質は何百年経っても変わらない
離婚話や炎上ニュースが大好物の姉を見て、そう思った
【悪趣味】
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「なにを?」
「飲食店員を経験すると、店員に優しくなれるって言うじゃん?」
「言うね」
「そうとも限らんよね?俺の先輩、飲食店員やってたのに店員に全然優しくないんだ」
「そりゃそうだろう。世の中、人間を経験してるのに人間に優しくないやつらばっかじゃん」
【人それぞれ】
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体育の授業で着替える時 右肩にタトゥーが入ってるのが見えた。黒い竜の紋章みたいな形だった。なんか今朝起きたら浮かんでたらしい。タトゥーじゃなくて、選ばれし者の証なんだって。
体育が終わって制服に着替える時、竜の紋章 汗で溶けてた。選ばれし者の証、水性だった。
【黒歴史】
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「勇者よ。仲間になれば世界の半分をお前にやろう」
勇者は笑う
「世界がお前のモノ?魔王のくせに幻術にかかってるのか?」
一方的な戦闘の末 魔王は倒れた
「私を倒しても 第2第3の私が現れるだろう…」
勇者は笑う
「お前の先代も先々代も、同じセリフを吐いていたよ」
【魔王】
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「不躾ですまんが、ズバり聞かせてくれ。君の年収はいくらだね?」とお義父様
「900万です」
「ほう、優秀じゃないか」
「恐縮です。おかげで、カップ麺なんぞとは無縁の生活を送れていますよ」
「ハハハ」
「お義父様はどのようなお仕事を?」
「カップ麺を作る会社だ」
【失言】
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実家は私が継ぐことになった
結婚を諦めている私には広すぎる家だ
年月が過ぎ、ドアや壁や浴室に経年劣化が目立ち始めた
その度に小さな補修を繰り返す
あぁ…この家は私と共に、歳をとってくれるんだな
生涯独身の私には、それがなんとも、心強かったのだ
【終の棲家】
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そのことが父にバレて怒られた
「俺がなぜ怒ってるか、わかるか?」
「? 宿題を友達にやらせたから…」
「それもそうだが、それだけじゃない。仕事の外注は大人になったら普通にやる。問題は、友達に正当な対価を支払っていないことだ。お前は、そんな大人になるなよ」
【教育】
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「うん…もう決めたんだ」
「せっかく技術を伝授してきたというのに…」
「悪いけど僕は僕の人生を歩みたいんだ」
「Youtuberになりたいのか」
「…あぁ、そうだよ」
「なら、どうして…」
「お父さんのチャンネルを継ぐんじゃ、意味ないんだよ!」
【世襲制Youtuber】
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