#動物福祉 #保護活動 #命の尊厳 犬猫の保護活動にかかわっているグラ友さんの勧めで映画『犬部』を見ました。うちに今いる三男🐈は保健所からの譲渡なので、ちょうど一年くらい前に愛護センターに行ったときのことを思い出しました。犬の鎮魂碑が庭にあって、「こんなのあっても犬には別にプラスにもならないのに」と思いましたが、あれは多分処分にかかわらざるを得ない獣医師やスタッフのためのものだったんだろうなとこの映画を見て思いました。大事にされるべきは犬と猫だけじゃないし、そもそも猫を生かすために魚や鶏を犠牲にするのはどうなんだという意見もあります。私はベジタリアンですが、そうなったきっかけは娘が伝える”食べられる動物からのメッセージ”を聞いたことでした。”俺たちは食べられることを承諾した覚えはない””仲間たちが殺され食べられることを我慢できない”という生々しい声です。そのころまだ自分は普通に肉や魚を食べていたし、そうすることが自然でもあると思っていたのですが、動物愛護に関するNPOなどのHPを見ていたら、「鶏も豚も人間とは友人の関係」ということの方が自分的にはしっくりくるものがありました。劇中で獣医師大学の教授が生きている犬を実験に使うことについて仏教用語に一死九生(一つの死を以て九つの生を生かす)というのと同じだというセリフがありましたが、ネットではそうした言葉は見当たりませんでした。そもそも大乗仏教ではすべての殺生を禁じています。ジャイナ教では蚊ですらも同じ命だと自ら血を吸わせるという逸話があるほどですし、精進料理しか食べない僧も、「植物も命であり、人間はそれを奪うことを罪深く思いつつ生きるべき」と言われます。最近は動物福祉の考え方がようやく日本でも少しずつ広がって来ましたが、もっと命に対して謙虚であるべきだろうと思います。(私が初めてその単語を知ったのはbe日曜版のNPOの記事でした)人間は自分の欲で他の生命を恣にしすぎる。ペットとして身近にいる犬や猫のことだったら大切に思えるでしょう?と映画は問いかけているように思いました。