詩紡ぐ語り部から君へ 伝う唄(こと)の葉生まれて消えて また生まれては消え泡沫の輝き つらねる 生命のミタマミタマは生まれミタマは絡みミタマは捻じれミタマはほどく連なり 連なる 円と縁円環する縁間理 断る 九十八終わり 巡る 言葉とコトハ消えてメグりメグりて消えて黄昏(きん)の王は鎖し終え終の先を 希望(ゆめ)見て眠る届け届かぬ 言の葉の果てに彼のオウは 何を抱き永き眠りへ 落ちたるかやがて来たる 目醒めの先に顕れたる昏(やみ)が 抱くは 暁闇か宵闇か気づき気付かず 燃え盛る熱(ほのお)忘れ殺(け)されし 希望(ひかり)の円舞名も無き王の 孤高たる円舞曲名も無き影の 孤独写す炎舞曲問われ問う 祈り(ねがい)の意味ははたして 何処(いずこ)へと 響き渡るのか