ある朝のこと。テッポウウオから水鉄砲攻撃を受け、水中に転落。かろうじてテッポウウオから逃れるも、待ち構えていたフクロウナギにあえなく捕食される……そんな悪夢からふと覚めてみると、自分の姿が深海にいる一匹のパールオクトパスのメスに変わってしまっていた……これって、人間の「わたし」にとっては不条理極まりないことだな。上記は、今晩放送されたNスペ「プラネットアースIII 第1回 海の世界」を視聴して思わずカフカ的な不条理を想像してしまったもの。「プラネットアース」は娘が小学生の時にも放送されていた。録画して生き物好きだった娘と一緒に観た。今晩視聴したのは新シリーズのものらしい。とりわけテッポウウオ、フクロウナギ、パールオクトパスがツボだったな。テッポウウオの獲物への攻撃は、潜水艦からの弾道ミサイル発射とそっくり。それにしても、水の外にいる獲物に水中から水鉄砲を命中させるのはすごすぎる!獲物への距離、獲物の形態や重量、水鉄砲の量、発射速度や軌道など、あらゆる項目を物理学的に計算してあの攻撃を行おうとしたらかなり大変なんじゃないかな。フクロウナギの捕食シーンはかなりショックだったな。かわいいと思っていたクリオネの捕食の様子に衝撃を受けたことがある人がいるなら、そのレベルの衝撃度だと思ってもらって間違いない。今晩、夢に見そう(笑)。喰われる夢……うーん、ナイトメアだな……深海にいるパールオクトパスのメスは大変だ。産卵後、2年間、ひたすら卵を守り続けるだけだなんて!遊びにも行かず、飲まず食わずで……それどころか、気晴らしすらもしない……挙げ句の果てに卵の孵化後は力尽きて命を終える……「パールオクトパスにとっての一生って何なのか?」と問うてしまいたくなる衝動に駆られた。#音楽をソッと置いておく人 #プラネットアースIII#変身#カフカ