「問いを投げる」1. 金と金じゃないもの「世の中は金である」。そういう開き直りも無理のないような現代社会。果たして、「世の中は金」、なのか?そういう問いを投げてみる。往々にして、「問い」というものの拡散速度は、「答え」の収束速度を凌駕する。これは、学問において、常に「問い」ばかりが残留していく理由でもある。さて、「世の中は金なのか」。そういう問いも、答えの収束を待たずして、ひたすらに拡散していくのだろうか。