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GALVON

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古いグレコのベースを譲り受け、状態が芳しく無いので電装系、フィニッシュ共に組み直すことにしました。
元はチカチカする様なイエローだったのですが、自転車に使ったグリーンの塗料があったので剥離をし、ミッチャクロン。それを吸った木目を慣らすか迷いましたが、手作り雑貨風に追い討ちでハケ目を残す様に塗り、目地に白を塗り拭き取る。ブリッジ下に共振ブロックを仕込み、低音を補強し、秋葉原の千石電商で揃えた250ポッドとウルフトーンのピックアップを組んで第一段階完了。塗装が一枚なので鳴りは良いですが、低音がブロックてはまだ足らない様で、ブリッジに溶接するか、ブリッジごと変えるか、はたまたフレット抜く?という未来があるかも。
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PEG

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『ヴォルフトーン』

所謂チェロが時折起こす本体と奏者の共振が起こすノイズの事であるが(英語ではウルフトーン。その名の通り狼の唸り声の様な)、ゴフリラーと云う名器が顕著に此れを起こす。

最初、僕もゴフリラーの其れに悩まされウルフキラーなる共振を抑えるブラスで出来た重りの様な物をG弦に装着していたが、共振を抑えるという事は、楽器そのものの「鳴り」をスポイルしてしまう。しかし僕は、ゴフリラーの豊かな鳴りを気に入り、初対面以降彼女を常に指名し、とうとうウルフキラー無しでなんとか演奏するコツを覚えた。時価数千万はする彼女のレンタル料は、多分僕のギャラより高い。400年近い実績と実力を持つ彼女には、当たり前だけれども。

楽器が「生きている」という神話めいた話は、何度か僕も書いたけれど、神話でも迷信でも思い込みでもない。事実だ。僕は、何度も彼女をエスコートし、彼女に僕を合わせ、そして彼女に僕を(僕の弾き方を)知ってもらうにつれ、打ち解けた。此れは実に光栄で誇らしい事で、歴史に僕が受け入れられた事でもある。(時々ジョンゾーンや、フランクザッパを弾いて彼女に意地悪をしたが 笑)

いや、特に書く事があったわけではない。

単なるエクササイズ。

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