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こうた
その女の子は 俺に
オモチャの指輪を差し出しながら
「大きくなったら 結婚しようね」
そう言って 微笑んだ。
しかし 親の転勤で
僕は 遠い街に引っ越す事になった。
僕は 泣きながら
「大きくなったら 結婚しようね
大好きだよ、、、」
キーホルダーを差し出しながら
約束を交わした。
それから 数十年の月日は流れ
僕は 昔住んでいた 地方の
小さな会社に 就職を果たす。
「(僕)さん!お疲れ様です!」
笑顔で挨拶を交わす
事務の女の子に 僕は心惹かれている。
僕は まだ気付いていない。
事務の女の子が バッグに付けている
キーホルダーに。
#短編小説
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汐顔君
しかし薬指にはキラリと光る指輪が…
ココ
乙骨お前、、、
ぶえな
十数年ならいざ知らず 数十年のちに就職って、、
仁
数十年後に就職……?
キニラ
数十年を十数年にすれば完璧。