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※これは過去の婚活をまとめた「まる婚活」シリーズの続きになります。過去投稿はフォロー→#まる婚活 からご覧ください※
「はぁ～ コロナだねぇ」
『…はぁ』
人生初コロナ感染。
会社のじいちゃん達に「医者にいけ！ インフルか何かよくわからんが、移されるのは御免だ！！」と追い出されたおかげで、仕事中、近所の診療所に来ていた。
最初は「溶連菌だね」と言われて職場に帰った。
（それって何なんだ）と思いながら仕事をしていると、「飛沫感染するらしい！」とネットで調べた職場のじいちゃんが大混乱。
そこへ診療所から電話がかかり、「戻っておいで」とお医者様。
診療所に戻ったら「コロナの検査キットがあったからやってみよう！」と提案される。
言われるままに検査をすると、コロナ陽性。
「はぁ～ コロナだねぇ」
『…はぁ』
という、先ほどのやり取りに行きつくのであった。
それからは、更なる大混乱。
お医者様からは「裏口から出て行きなさい… 誰にも顔を見られぬように」と謎の助言を受ける。
「お会計はあの箱の中に投げ入れなさい」と説明され、去り際、裏口に設置された段ボール箱へと投げ入れる。
おそらく、私が帰った後にお金をアルコールで除菌するのであろう。
一円を笑う者は一円に泣く。
お金は大事にしなさいと言われ育ったのに、この歳になってまさかの「お金を投げ入れろ」と言われるとは思わなかった。
おつりが出る場合はどうなるのかと聞いてみたい衝動にも駆られる。
顔を伏せ、何食わぬ顔で駐車場に戻る。
しばらく車を走らせ、人のいない場所に停め、会社へ電話をかけることにした。
このまま戻ったら、じいちゃんたちの阿鼻叫喚な地獄絵図が始まるような気がしたからだ。
会社に電話をかけると、職場のじいちゃんが出る。
『社長いますか？』と聞くと、「それよりお前どうだったんだ」と聞き返される。
答えねば社長に代わってくれそうもない。
嘘をついてもやがてはバレるので、はっきりと「コロナです」と答えた。
少しの無言の後、じいちゃんは「俺には…まだ…孫が…」とよく分からない言葉を発した。
私は殺し屋か何かか。
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コメント
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どくねこ
5類になってテレビでほとんど報道されなくなって暫く経つのにこの（周りの人の）騒ぎ様はなかなかですね[冷や汗]
りりー🫖
コメディー映画みたい😅