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ヒロ🦻【えんの木】

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ルームにご参加下さった皆様有難うございました。

【予告】次回は4月24日(水)21:10~「日本の恋愛研究の歴史」について語らいます。
今回は「恋愛を説明するモデルのいくつか」についてラジオ風にお届けしました

1.恋愛関係の質を左右するモデル
〇恋愛関係の形成・維持への動機づけモデル「リスク制御モデル」
・相手と親密になりたい欲求とそれに伴う拒絶のリスクのバランスをいかに取るかを説明する
・Murray, Holmes, & Collins, 2006
・相手からの応答性が葛藤状況の認知・情動・行動システムを調節する
・相手から応答性が期待される場合…傷つくリスクを冒し関係強化を図る
・応答性が期待されない場合…傷つくリスクを避け自己防衛を図る

〇葛藤状況の認知・情動・行動システムを調節するモデル「自己決定理論」
(推察)
・葛藤状況で自律的動機づけがあると、傷つくリスクを冒してでも関係を強化しようとする
・統制的動機づけがあると傷つくリスクを避け自己防衛しようとする


2.恋愛関連の尺度
〇「恋愛関係への動機づけ尺度」(中井,2020)
「外的調整」…個人の外側にある行動の理由(外的な報酬や罰など)
「取り入れ」…不安や義務の感覚、自己価値を維持するために行動する
「同一化」…「個人的に重要だから」などの理由で自発的に行動がなされる
「内的調整」…個人の内側にある行動の理由(興味や楽しさなど)

〇「架空の浮気場面への予測行動尺度」(神野,2017)
パートナーと第三者のデート場面を目撃したとき…
「攻撃志向」…パートナーに対する攻撃的態度
「沈黙志向」…自分から浮気場面に触れようとしない
「別れ志向」…積極的にパートナーとの別れを目指す
「対話志向」…パートナーと真摯に向き合う
「ライバル志向」…関係に侵入してきたライバルと接触する方向での解決を目指す

3.上記尺度を使った研究からわかること
【別れない人のパターン】
・関係に満足
・投資量が多い
・関係継続を望む
・代わりの選択肢の質が良い
ほど相手と冷静に対話しようとする傾向

#音声ルーム #恋愛論 #心理学 #公認心理師 #恋とは
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コメント

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前回の配信で参加して下さった方の提案を部分的に取り入れたり、実際のラヂオを参考に、短い時間でもできるだけ充実した内容にできるようがんばります。

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・興味や楽しさなどの「内的調整」はリスク行動に対する反応を緩衝し傷つくリスクを冒し関係強化を図る可能性 ・個人的な重要さはライバルと向き合おうとすることと相関する可能性 ・不安や義務・自分の価値を維持するためにライバルと接触する行動と相関する ・自律性の内在化の程度が高いほど関係強化を図る行動を予測する可能性

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恋愛関係への動機づけと恋愛関係の葛藤状況における行動の関連――リスク制御モデルの観点から 中井大介 - パーソナリティ研究, 2021 - jstage.jst.go.jp

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