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帯椀 稀能毘

帯椀 稀能毘

~前回までのあらすじ~
市場調査名目で強制デートに送り込まれた幼なじみコンビ。観覧車の中でぶち切れた蓮田ちゃんがアイアンクロー併用のキスをして…的な。

パレード待ちの二人はお食事中です。

「ここのご飯、おいしいって評判なんだよね」

なんか、テーマパークの顧客満足度アップには食事の充実が大事なんだって。

「へー。なんかわかる気はするね」

(フツーに会話できてる…あんなことがあったのに)

「ねえ」

ん?

「なんであんた、デザイナーになろうなんて思ったの?もともとあんた絵描くの苦手だったじゃん」

こっちに進んだら、どこかで逢えそうな気がしたから。

「はあ?」

オマエがデザインの賞穫ったのをなにかで見て、こっちの道に進むんだろうなと思ったんだよ。で、オレもそこを目指したら、いつかどこかで逢えると思ってた。

「…」

ホントは、もうちょっとデザイナーらしくなってから逢いたかったけど、ちょっと早かったよな(笑)

「…そんなことで仕事決めたの?」

結果的に、やっててすごく楽しくなったから、コレで良かったんだよ(笑)
…それよりオマエはなんでデザイン事務所とかに行かなかったんだよ。ジェダイさんとかいっぱいスカウトあったんじゃ…

「…アンタが…」

え?

「アンタがうちの会社に行く、て決めたから」

ええ!?

「せっかく逢えたんだから、どうせなら同じところに行きたかったから」

…そんなことで職場決めたのか!?

「結果的に、あんな面白い上司につけたし、すごいデザイナーとも仕事できてるから、コレで正解だったんだよ(笑)」

オレら、二人とも結果オーライだよな(笑)

「そーだね(笑)あ、パレード始まるよ?」

よし、行こうか。

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