ふと虚しくなるとこの曲を聴いて鄭道伝の辞世の句を思い出す“操存省察両加功、不負聖賢黄巻中、三十年来勤苦業、松亭一酔竟成空”(志を維持し自分を省みる両方に励みつつ、聖賢の教えを裏切ることなく、三十年をも苦労し勤めてきたが、それらすべてが松亭の一杯の酒で空しく過ぎ去ってしまった。)“500年 功を積んできた大業がすべて水の泡になるとは父は戦で刀で斬られて死に子供たちは税に苦しんで死に遺灰が飛ぶ満月台には 号泣する声がもの悲しく響き渡る無以異也 何も違わない 世に問うてみても人の生死を分つ政治と刀とでは何が違うのだ?”