なるほど、色々把握した。村上春樹って単なる大衆作家・流行作家だと思って、ノーベル賞に便乗してインプレッション稼ぎに無覚悟の批判文(春樹は批判できない空気がある、みたいな)?を書いたら、想像している億倍、春樹に対して忸怩たる想いを抱いている人多くて、かつて春樹批判を書いてたこともある豊崎由美さん(ご自身も明言してたけど)にもどんどん詰め将棋された人がいたのか。めちゃくちゃ浅はかな言い方をするけど、村上春樹の沼は深いから、気軽に手や口を出すべきではないよね。毀誉褒貶がすごいから。田中康夫とか島田雅彦とか、あと浅田彰とか柄谷行人とか蓮實重彦あたりからもボロクソに言われ続けていたよね。文芸的な表現として「暴力を振るったり加害する可能性のある自身の内奥深くの暗い闇(やみくろ)に自身で降りていく」というテーマ、今じゃあまりに広く浸透しているけど、村上春樹について語ること自身も、そう(自分自身の有害さを目覚めさせてしまう危うさ)なんだよね。