サンタクロースの謎窓辺に置かれた金貨(うろ覚え)、が大まかな起源と言われるサンタクロース。それ以降、サンタの伝説が広まるにつれて、サンタの行動範囲が増えた。今では通常の一軒一軒の配達となるとマッハ7〜1960で走行するという、破壊の悪魔ともとられかねない状態になる。(マッハ、つまり音速を超える速度で移動すると衝撃波が発生し、周囲を破壊しながら進む事となる。「レバノン 2020 爆発事故」等で検索すると、音の塊である衝撃波がいかに恐ろしいか理解いただけるであろう。)話はそれたが、サンタ音速破壊説には、同時に、市街地瞬間再生説を満たさなければならない、という難問が生じる。そこで現れたのが、サンタ・ワームホール移動説だ。ワームホール自体謎に包まれた現象であるが、一説によると、瞬間的にブラックホールを生み出し(?)、同時にホワイトホールを生み出し(?)、瞬時に移動後に両方とも消し去るというもの。しかし、瞬時に周囲の空気や物体を、片方で吸収、もう片方で放出となるとやはり衝撃波が出る事は否めない。爆発音と共にサンタがプレゼントを配っている事となる。クリスマスシーズンの花火はその音を消す為の、サンタ協力者による仕業であるとも言える。がしかし、それでも矛盾が生じる。それは、サンタ研究者達を大いに悩ませた。そこで、新たなサンタ説が出てきた。サンタ業務委託説である。サンタから秘密裏に契約を持ちかけられ、プレゼントを渡していくというものだ。これであれば、衝撃波や爆発音は理論上発生しない事となる。実にサンタらしい平和的なものである。…がしかし、一部の「サンタ爆音必要派」による反論が続く。この様にサンタは謎に包まれているのである。