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太郎さん

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荒野をめぐる月日について

両手で胸を蔽っても魂は鷲づかみにされ、その苦汁は、人生の最もよい時の記憶までを黒く染めあげる。おれのひとつながりの日常が突然、断ち切られることによって、習慣が行動になる手立てのないままにおれの脳裏を空回りする。おれの生のいろどりは虚しさに満ち、その虚しさゆえの孤立が、反動として自嘲の荒野を展げた。

おれが砂嵐に呑み込まれることを避けえたところで、生きているかぎり身心に痛む砂塵を払いさることはできないだろう。かつてはおれが地図に示してみせたその荒野に、突如、おれは追放され、襤褸のまま立たされざるをえなくなったのだ。それからおれは、いのちと愛をめぐる回答のない問いかけに月日を費やしたあとで、それらの月日をも愚かしくも喪失することになってしまった。

おれたちの独自の曲がり、澱みをともなった流れを形成している、それぞれの日常。その絶えざるさざ波としての偶然が、おれたちの幅ひろく設けられている必然の川床を移るが、惧れから先に拵えられた堤防にもかかわらず、嵩を増しての氾濫。またも決潰するであろう偶然の波、その水位の測りがたさよ!

おれの幻想を含めた現実と現実を含めた幻想。たとえ語と認識が一致したとしても、現実と幻想の交わるその領域の広さに、おれは、いまさらながら愕然としなければならなかった。むしろそれゆえ実際に車輪のレールを噛んでがたんたんと動く列車の誠実さよ、おれの荒野の陰翳をふかく刻んで走れ。
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太郎さん

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荒野をめぐる月日について

両手で胸を蔽っても魂は鷲づかみにされ、その苦汁は、人生の最もよい時の記憶までを黒く染めあげる。おれのひとつながりの日常が突然、断ち切られることによって、習慣が行動になる手立てのないままにおれの脳裏を空回りする。おれの生のいろどりは虚しさに満ち、その虚しさゆえの孤立が、反動として自嘲の荒野を展げた。

おれが砂嵐に呑み込まれることを避けえたところで、生きているかぎり身心に痛む砂塵を払いさることはできないだろう。かつてはおれが地図に示してみせたその荒野に、突如、おれは追放され、襤褸のまま立たされざるをえなくなったのだ。それからおれは、いのちと愛をめぐる回答のない問いかけに月日を費やしたあとで、それらの月日をも愚かしくも喪失することになってしまった。

おれたちの独自の曲がり、澱みをともなった流れを形成している、それぞれの日常。その絶えざるさざ波としての偶然が、おれたちの幅ひろく設けられている必然の川床を移るが、惧れから先に拵えられた堤防にもかかわらず、嵩を増しての氾濫。またも決潰するであろう偶然の波、その水位の測りがたさよ。

おれの幻想を含めた現実と現実を含めた幻想。たとえ語と認識が一致したとしても、現実と幻想の交わるその領域の広さに、おれは、いまさらながら愕然としなければならなかった。むしろそれゆえ実際に車輪のレールを噛んでがたんたんと動く列車の誠実さよ、おれの荒野の陰翳をふかく刻んで走れ。
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❄️凱(ガイ)❄️

❄️凱(ガイ)❄️

最近、ただ静かに観察して考えるのが好きになってきて、だんだん話すのが億劫になってきた。似たような考えを持った人に出会えてない感じもあるし、誠実さよりも社交辞令が多いように思えてきて。
最近、自分の未来についてよく考えていて、目標にもっと集中するために、人や物事をある程度手放した方がいいのかなって思う。もう誰かとおままごとする気もないし、来る者には礼儀を尽くし、去る者は追わない。
何もかも分かってると思いながらも、無意識に少しの期待や幻想を抱いてしまうあたりが、自分にもまだ幼い部分があるんだなって、ははは。
まあ、今は時間に任せて不要なものが去っていくのを待とう。生活をシンプルにし、豊かにし、今を生きることかな。
いつか空気のように、必要とされたり忘れ去られたりしながら、この場所で静かに消えていくのも、これもまた人生の一部だね、ってことかな☕️
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太郎さん

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荒野をめぐる月日について

両手で胸を蔽っても魂は鷲づかみにされ、その苦汁は、人生の最もよい時の記憶までを黒く染めあげる。おれのひとつながりの日常が突然、断ち切られることによって、習慣が行動になる手立てのないままにおれの脳裏を空回りする。おれの生のいろどりは虚しさに満ち、その虚しさゆえの孤立が、反動として自嘲の荒野を展げた。

おれが砂嵐に呑み込まれることを避けえたところで、生きているかぎり身心に痛む砂塵を払いさることはできないだろう。かつてはおれが地図に示してみせたその荒野に、突如、おれは追放され、襤褸のまま立たされざるをえなくなったのだ。それからおれは、いのちと愛をめぐる回答のない問いかけに月日を費やしたあとで、それらの月日をも愚かしくも喪失することになってしまった。

おれたちの独自の曲がり、澱みをともなった流れを形成している、それぞれの日常。その絶えざるさざ波としての偶然が、おれたちの幅ひろく設けられている必然の川床を移るが、惧れから先に拵えられた堤防にもかかわらず、嵩を増しての氾濫。またも決潰するであろう偶然の波、その水位の測りがたさよ。

おれの幻想を含めた現実と現実を含めた幻想。たとえ語と認識が一致したとしても、現実と幻想の交わるその領域の広さに、おれは、いまさらながら愕然としなければならなかった。むしろそれゆえ実際に車輪のレールを噛んでがたんたんと動く列車の誠実さよ、おれの荒野の陰翳をふかく刻んで走れ。
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みゃ

みゃ

付き合うのに大切なのは誠実さよ
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なお

なお

誠実さより仁義。
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とまと

とまと

私の誠実さより相手の不誠実さが勝ってしまうのが悔しい。私のまっすぐ投げた気持ちが届かなかった。人に期待する自分が情け無い。
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