私が日々、虎に翼関連の記事を投稿するからだろう。「みつける」にも、虎に翼関連の記事がよく流れてくる。賛否両論。いや、賛否というより好悪といった方が良いか。「つまらなかった」に留まらず「ようやく終わってくれた」という類の声もよく目に入った。非常に興味深かったため、そういう否定的な反応の人の別投稿を見ると、この人にしてこの意見ありと納得できてしまった。作劇が下手だったという声もある。しかし、私が思うに、この作品を目の敵にする人々にとっては、一番は、やはり気持ちよくなかったのではないか。世に凡作は数あれど、そういった作品等は、注目すらされない。どうでもよいのだ。多くの人々にとって。虎に翼は、それらのように無視すること、捨てておくことができない作品だった。小泉今日子氏がメディアで虎に翼の感想を口にしただけで、露骨に不快感を示す。「歌手なら歌を歌っておけ。俳優なら演技だけしていろ」「アイドル時代は好きだったのに」等。私が人として魅力的に思うような人で、このような作品をこき下ろす人は、あまりいない。それゆえ、試金石のような作品だったと思う。本作を毛嫌いする人は、おそらく、私のことも忌み嫌うのではなかろうか。矯正歯科に1年ぶりに歯を見せに行った後、大型書店に立ち寄った。本当であれば、虎に翼のノベライズその他何冊か本を買って帰ろうかと思い、足を運んだのだが、色々本を探しているうちに、ちょっと疲れてしまって、結局、何も買わずに後にした。放送終了した日に今更だが、ドラマガイドを手にして、中をパラパラとめくってみたところ、主題歌の歌詞が全文載っていた。このドラマで描かれた寅子をはじめとした戦う人々の生き様が目に浮かんだ。これまで何度か述べてきたが、母であれば、きっと本作を観ていたのではないかと思う。猪爪寅子、佐田寅子の生き様は、母の人生のようであった。母もまた、生涯戦い続けた人だった。#虎に翼 #さよーならまたいつか