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美術廻戦 4



「じゃあみんなに自分の描いた絵をプレゼンしてもらうよー!!

最初に悠仁から!!」

「えっ?俺から!?

まあいいや。」

「頑張ってね、虎杖君。」

乙骨が励ますと虎杖は教壇へ立った。

「これ、俺が描いた釘崎!」

虎杖が絵を見せた瞬間、釘崎は鉛筆を投げてきた。

「何よ!!

あんた、これが私!?

どう見たってきのこにしか見えない!!

人のこと言えないじゃん!!

自分だって下手の癖に!!」

「うるせえ!!

落ち着けって!!」

「はいはい、そこまで!!」

五条が止めると虎杖と釘崎は不機嫌な顔をした。

「じゃあ次は野薔薇!!」

釘崎が教壇へ立って絵を見せると一斉に笑いが広まった。

その絵にはクレヨンで「へのへのもへじ」が描いてあった。

「笑うな!!

だから呪術と美術は関係ないと言っただろ!!」

釘崎は怒って椅子をガタンと音を鳴らし座った。

「次は恵!!」

伏黒が教壇へ立ち絵を見せた。

「筆ペンで狗巻先輩を描いた。」

伏黒の絵は古風だ。

「恵の絵は中々味があるねー。」

五条が褒めると伏黒は席についた。

「次は棘!!」

「しゃけ。」

狗巻が教壇で絵を見せると教室中に「おおーっ」という声が響き渡った。

狗巻の絵は色鉛筆で着色されてあり美しい。

「棘、上手いねー!!」

「おかか。」

五条が褒めると狗巻は照れながら否定した。

「次は真希!!」

真希が教壇で絵を見せた。

「パンダを描いたぞ。」

そこには黒いペンで描いた真希の絵があった。

真希は絵は下手ではないがタッチが硬い。

「真希ー!俺の毛並は柔らかいぞ!!」

「うるせえ!!縛くぞ!!」

「はいはい、その辺で!!

次、パンダ!!」

パンダは教壇で絵を見せた。

「真希を描いたぞ!!」

パンダの絵は色ペンで愛らしくデコレーションされていた。

それは真希の凛々しいイメージとはかけ離れていた。

全員何とも言えず無言になった。



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美術廻戦 3



「虎杖、まだかー?」

釘崎が急かすと虎杖は答えた。

「うーん、もうちょっと!」


「狗巻先輩、終わりましたか?」

伏黒が尋ねると狗巻は答えた。

「しゃけ!」

『狗巻先輩は速筆でしかも上手いからな。』


「真希ー!俺を描いてくれよ!」

「何だそのポーズは!普通の格好しろ!!」

「はいはい、そこ静かに!」

真希とパンダは五条に注意された。


「桜海さん、僕、着色とか苦手だから鉛筆でいいかな?」

「いいよ!

私は逆に着色するけどいい?」

「いいよ。」

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美術廻戦 2


「みんな引いたかな!?

じゃあ一斉に引くよ!!

せーの!!」

全員が引くとそのくじにはアルファベットが記されていた。

虎杖と釘崎のくじにはA。

伏黒と狗巻のくじにはB。

真希とパンダのくじにはC。

そして乙骨と桜海のくじにはDと記されていた。

「うわー、俺は釘崎とか!!」

「『うわー』じゃねえよ!さっきは人の画才馬鹿にしやがって!!」

「俺は狗巻先輩を描くのか…。」

「しゃけ。」

「俺描きやすいだろ?」

「『描きやすいだろ?』じゃねえよ!ナルシスト!!」

「桜海さん、僕、上手く描けないかもしれないけどよろしくね。」

乙骨は照れながら笑顔で言った。

「うん、よろしく!」

桜海は返事した。



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美術廻戦 5




「次は憂太!!」

「はい!」

桜海は乙骨が自分をどんな風に描いたか気になった。

「桜海さんを描きました。」

そこには乙骨が描いた桜海の肖像画があった。

モノクロだが、桜海の特徴をよく捉えていた。

絵の中の桜海は彼女らしく明るい笑顔だった。

「憂太、中々いいねー!!」

「ありがとうございます。」

乙骨は丁寧に礼を言い着席する。

「最後に、はるか!!」

「はい!!」

桜海が朗らかに返事をして絵を発表する。

一斉に驚いた。

そこにあったのは透明水彩で描かれた乙骨の美麗な肖像画だ。

乙骨は顔が熱くなるのを感じた。

「いいねー!はるか!!

全員の中で一番上手いよ!!」

「びっくりしたよ桜海さん!

あんなに上手く僕を描いてくれてありがとう!」

「こちらこそありがとう!!」

こうして美術廻戦は幕を閉じた。






fin




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呪術廻戦夢小説

美術廻戦 1






某日。

この日は東京呪術高専の合同授業だった。

とはいえ、それは1年組と2年組のことだ。

3年組は呪霊を払いに行っていた。

ちなみに授業の内容はまだ伏せられていた。

「ったく、なんで私達だけ集められたのよ!」

釘崎が不満を漏らす。

「仕方ない。あの先生のことだから。」

「しゃけ。」

伏黒の返答に狗巻がうなずく。

「ワクワクするなー!!」

「そうだね。でも何をするんだろう?」

虎杖と乙骨のやりとりで丁度足音がした。

「おっはよー!みんな!!」

五条がようやく姿を現した。

「おせーぞバカ目隠し!!」

「まあまあ、真希落ち着け。」

怒りをあらわにした真希にパンダが軽く注意する。

「それで、今日は何をするんですか!?」

桜海が尋ねると五条は答えた。

「今日は2人1組でお互いの似顔絵描いて貰おうと思いまーす!!」

「はあ!?呪術と関係ないじゃん!!」

「釘崎絵心ないもんな!!」

「うるせえ!!」

釘崎は虎杖を殴った。

「はいはい、そこふざけない。

感性を高めることも大切だよー。」

五条が言うと乙骨が質問する。

「で、どうやってその2人1組を決めるんですか?」

「いい質問だね憂太!!

これを使います、じゃじゃーん!!」

五条は箱を出し、全員に見せてきた。

「中にくじが入っています!!

1年組から引いていってね!!」

「なんで私達は後なんだよ!!

私達は先輩だぞ!!」

文句を言う真希の横で虎杖、伏黒、そして釘崎がくじを引いた。

「まだ開けないでねー。」

五条が言うと、乙骨、狗巻、真希、パンダ、そして桜海がくじを引く。

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