あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。鑑賞役者の演技がすごく良かった。特に主役の女の子。戦時中の人たちもちゃんと現代風じゃない喋り方だし違和感ない。小道具とかセットとか衣装も良い。漫画の実写化作品でよくある「ツルツルピカピカでコスプレ感スゲー!」とならないし。昔のはずが、髪型が今風というのもない。ただ空襲シーンの映像のリアリティのなさはどうにかならないのか……。(アメリカ映画でもよくあることだけど)プレステなんかのゲーム画面の中にいるみたいな気分になる。戦争映画なのに、これはちょっと残念。ゴジラ-1.0みたいに特攻隊についての主張を全面的に出さないのは、見終わった人たちがあれこれ議論できそうな作りにしたのか、それとも特攻隊の話にはさほど興味がなく、タイタニックみたいな実際の出来事を題材にした架空のカップルの恋愛映画をやりたかっただけなのか。