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災害が発生した時の対応

災害が発生した際、飼い主さんがペットと安全を確保する方法を教えてください。

「まずは飼い主さんの安全が第一です。次にペットは突然の災害でパニックを起こすこともあります。興奮して噛みつくこともあるので注意し、飼い主さんは落ち着いて普段のようにペットに声掛けなどして落ち着かせます。犬はリードをつけ、小型犬や猫はケージに入れるようにします。

ガラスの破片や倒れた家具などに注意しながら非常用持ち出し袋を持って、動物受け入れOKの避難所に一緒に避難します」(田邊先生)
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「災害が起きた時、避難所では人に対する備えはありますが、ペットへの備えは原則的に飼い主さんの責任になります。救援物資が届くのも時間がかかるので、持ち出し用に5日程度はペット用の備蓄品を用意してください。

フードに関しては、1ヵ月分程度をローリングストックとして手元におくことも大事です。

備蓄品は優先順位をつけて用意するようにしましょう」(田邊先生)

▼優先順位1:命や健康にかかわるもの
・5日分以上のフードや水
・療法食、薬
・予備の首輪や伸びないリード
・食器
・ガムテープ(ケージや首輪などの補修に使える)

▼優先順位2:脱走して迷子になった時に必要な情報
・飼い主さんの連絡先
・動物の写真(迷子になった時に探しやすい)
・ワクチンの接種状況
・既往症や健康状態
・かかりつけの動物病院

▼優先順位3:ペット用品
・ペットシーツ
・排泄物の処理用具
・猫砂などのトイレ用品
・タオル、ブラシ
・おもちゃ
・洗濯ネット(猫の場合)
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地震や洪水、山火事などが発生した際、必要最低限にまとめておきたい荷物のなかで、日頃から備えておくべきペットの備蓄品はどうすればよいかなど、悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

もしもの時に、人だけでなく愛犬や愛猫の安全を守るための災害対策を、わん活エバンジェリストで獣医師の田邊弘子先生に伺いました。
住まいでの防災対策を心がける

いつ起こるかわからない災害への備えとして、日頃から住まいの防災対策をしておくことが重要だと言います。

「飼い主さんの寝る場所や居間、ペットが寝るケージや普段いる場所がつぶれたりすることのないよう、倒れやすい家具を固定したり、落下するおそれがある物は高い所に置かないようにしましょう。

また、外で飼育しているペットの場合は、倒れやすいブロック塀やガラス窓の下、物が落下しそうな場所に小屋やケージを置くのはやめましょう。

災害時にはペットが驚いて脱走することもあります。ケージなどに隙間がないかも点検してください。

さらに、指定の避難所がペット受入れOKか、OKでなかった場合ペットを連れてどこに避難したらよいのかを必ず確認しておいてください」(田邊先生)
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