とっ、とっ、とっと聞こえる足音が私は怖かった。ミシミシやドスドスでもない。軽く跳ね回るような音だ。夕時、16時ぐらいになると聞こえ始める。とっ、とっ、とっと。とっ、とっ、とっと。私は一人暮らしなのに。空想休話。最近、最近というか、今年に入ってずっと、怪談を聞いたり、ホラー映画を見たりしています。怖い体験がしたいとか、怪談が特別好きという訳ではなく、私の脳に1番負担が少なく摂取できる娯楽が怪談やホラーというような感じです。例えば、アニメのソードアート・オンライン全話視聴、例えば、テネット、インセプションを見るは、物語の理解度が必要で、カロリーが高いです。ホラー、怪談は、突き詰めればパターンがあって、娯楽として低燃費で楽しめます。少しホラ話ならぬ、豆知識をば。信号の赤、火災報知器の赤、消防車の赤。赤がなぜ、命に関わる場所でよく使われるのでしょう?それは、血が赤色だからなんです。人間に染み付いた危険を知らせる色、それが赤色なんですね。怪我をしたら血が出る、血が出たら命が危ない。安直ながら、理にかなった配色という訳です。ならば、古代生物カブトガニさんが人間のような暮らしをしていたら、世界は青が危険色として使われていたかもしれません。少し話は戻り、よく怪談話で出てくる液体の多くが、黒色をしています。黒は邪悪なものを表したり、不吉の象徴色として使われていますが、海外では黒色は再生を表し、割と良い意味で使われます。色にも色々。十人十色。上手く言ったものだと思います。ぜひ、私のように家で過ごさず、外に出て紅葉を見たり秋空を見たり、いろんな景色を見て四季折々を感じてくださいませ。ホラー話、ホラ話。色の話、いろんな話。