優しいコメントいただいて旧友とランチして昨日のイラつきは沈静化いたしました!ありがとうございます本当。昨日車内で観てたので…古畑任三郎好きな回【ピアノ・レッスン】木の実ナナさんの回。古畑全話の中で冒頭の語りが1番好きな回。「自分が他人に嫌われてんじゃないかと心配しているみなさん。安心してください。そういう場合はたいてい本当に嫌われてます。問題なのは自分が他人に嫌われてるのがわかってない人の方で……」まさにです。(昨日のポンおじの話かな?笑)井口薫(木の実ナナさん)は有名なピアニストで音楽学校の先生。その学園の創立者が亡くなって追悼式をやるんだけど…から始まる回。この回ね。ラストが本当痺れるんです。大好きなの。※濁してるけど軽くネタバレあります。注意。犯行の際、犯人しか知り得ないハプニングがあって追悼式で弾きたかったレクイエムが弾けなかったんです。井口は創立者を崇拝していたし愛してたのでレクイエム弾けなかったの悔しすぎて周りに当たり散らすんです。ブチ切れ。けど本当は弾けたの。弟子たちは犯行時に起きたハプニングだとは知らず、自分たちのミスや!やべぇ!ってことでダッシュで問題解決してたんだけど、普段から井口先生怖すぎて怒られたくなくて『ハプニングあったけど解決してます』って伝えられなかったんよねー。元から準備は完璧でした!ってフリして。井口は犯人だからハプニング起きたことは知ってるけど解決してることを知らされてなくて『解決報告ないし弾けねェやん』ってレクイエム諦めたのです。冒頭の語りが効いてるよね。ラストシーンで古畑がハプニングは解決してたんですと伝えたとき井口は『そう…ならレクイエムを弾けばよかったわ…』って言って泣くの。これがカッコいい。他の回の犯人たちは人を殺めたことや犯行事態を悔やんだり、古畑に出会ったことを悔やんだりするんだけど、井口はそこを悔やんでない。自分の信念で殺してるから後悔してない。崇拝する師であり愛する人の葬儀で披露したかった、弾けたはずのレクイエムを弾けなかったことに激しく後悔してる。信念とか美学が犯行動機である回が本当好き。私が師のつくった学園を守る!っていうプライドに満ちている犯人が弟子から嫌われてたんだと気づく切なさも相まってグッときます。あー。観て欲しい!