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りゅう先生

りゅう先生

「差別を止めることもまた、
ひとつの差別を産む」

ジェンダー差別
学歴差別
人種差別
体型差別

他にも多様な差別があるけど
人に何らかのレッテルを貼ること全般を
差別と言うものと思っている。

差別を止めようという運動はあり
ジェンダーレスや多様性など
特に性別や人種については
いけないものとして共通認識が
強く根付いてきているのだと思う。

しかしながら、学歴差別や年齢差別
体型差別、身体的特徴差別などは
深刻なものとして
それほど大きく取り上げられている状況
とは思えない。

例えば
「男のくせに」、「女なんだから」
と発信すれば、異性から猛クレームがくるし
社会問題になる可能性すらある。

でも
「オジサン」、「オバサン」、「クソガキ」、「その他デブやチビ等」
など差別発言を行っても
当事者間の問題にしかならず
全体に問題が波及するほどの
大きな関心は望めない。

つまり
派手で厄介そうなクレーマーが多い問題は
うるさいから先にやりましょう。
地味で厄介なクレーマーも少ない問題は
いっそ後回しにしよう。

解決するかどうかをジャッジするのは
民意の総数であり、関心の大きさである。

だからそれ以外の問題をお持ちの方は
まぁ、いつになるかはわかりませんが
とりあえずお持ち下さい、と。

解消される目処のたたない問題は
粒が際立たないだけで、恐らく総数は
尋常じゃないほど多いはず。

苦しんでいる立場の人からしたら
他の問題が沈静化する状況、つまり
差別を全体で抑えていくたびに
これこそ差別だ、と感じるのではないだろうか。
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