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はしおさ
#グラビティ昭和部
☆『江木千之枢密顧問官の苦言』
先の治安維持法改正について江木顧問官は、緊急勅令については、その強引とも言える手法に苦言を呈した。「…政府は当時唯政争に没頭して本案の通過に対して何等つくすところなく、殊に本案が審議未了の運命に会せんとするも政府は会期の延長をせず…」と臨時議会を召喚するなり立憲的態度をしっかりと踏襲するよう、強く戒めた。
強引とも言える田中内閣の本案の進め方に長老の立場で敢えて苦言を呈したのである。
江木は共産主義でもなんでもない。
日本の政権与党の強引とも言えることの進め方は昔も今も変わらない。
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はしおさ
#グラビティ昭和部
☆『治安維持法改正』
6月29日 二日に亘る枢密院本会議での討議の結果、第五十五議会で審議未了の治安維持法改正を可決公布(死刑・無期刑を追加)。この秋の御大典を控え政府の押し切りに成功した。
共産党とマルクス主義の台頭により天皇や皇室への脅威と日本の赤化への大きな懸念から大正14年に制定、科せられる量刑の厳罰化を含み初めての改正だった。その後、昭和16年には皇室批判までだった対象が、政府批判まで拡充された内容に改正された。昭和20年10月に、占領したアメリカ軍によりいち早く廃止された。
フレーム一枚目は、改正を急がせた田中義一首相と逮捕者
二枚目は、報じた新聞に載せられた清瀬一郎弁護士のコラム
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