付き合いだしたばかり、何かと理由をつけて愛情から逃げようとする私に彼が「おかゆは幸せになっていいんだよ」「おかゆは完璧じゃないよ。俺も完璧じゃない。だからなに?俺はそんなおかゆが全て好きだし一緒に生きていきたいんだよ」って言ってくれたのずっと覚えてる。私のためにたくさん泣いてくれたのも。毒家族育ち、家族の中の最年少だったけど物心ついた時には家族全員の母親にならなきゃいけなかった私は気付かないうちに“幸せになっちゃいけない”呪いにかかってた。幸せにならないように幸せにならないようにって無意識で自分で舵取りしてた。“お母さん可哀想”の呪縛はまだ解けないけど、あの時に比べたらだいぶ良くなった。30年以上生きていて、ようやく最近になって自分の人生を歩き出したなって感じる。