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しめやかに夢女
主2独自設定(クトゥルフ、もしくはティアマトみが強い主2)
「…そういやぁ、気づいたけどよぉ。」
ごろん、クトゥグアが自分の膝に乗せていた頭をおもむろに傾ける。熱いツノが太ももを一瞬焼く。…が、特に気にならない。
「お前、俺に触ってて熱くねーのか?」
「体温高いなあ、とは思うよ。」
ぱち、ぱちと目を丸くするクトゥグア。驚きと、嬉しさが入り交じった顔だ。
そりゃあそうだ、クトゥグアは炎の化身、或いは炎そのもの。太陽よりも熱くなれる彼の体温は、一瞬触れることしか許されない。熱さに弱いものは触れることさえできないし、同じ空間にいることさえ時には辛く感じるだろう。
「…熱いには熱いけど…すぐ治るからねえ。治るというか、冷めるというか。」
もう火傷跡の消えた太ももを一瞬撫でる。
「…俺に触れたやつが、たまに燃え上がっちまうんだ。俺は…ただ1人が嫌なだけなのに。
…ンだからよぉ、お前が…太陽よりも熱い、俺の温度を受け止めてくれるのは…へへ、嬉しいや。」
「…ふふ、そうだね。体温が低すぎて、時々自分がマトモな生き物じゃないんじゃないかと疑ってたけど…クトゥグアにそう言って貰えるなら、この体も悪くない、かな。」
じゅう、じゅわ、ブシュウウウウ…………
湯気を立ち上らせながら、額を撫でる。泣き虫なクトゥグアは今のやり取りで嬉し泣きしてしまったようで、目から流れる一筋の涙でさえもマグマより熱い。
けれど、この熱さえ愛おしい。
いずれ蒸発してしまう身としても、海の自分はそうそう枯れ果てやしないだろう なくなりはしないだろう、蒸発しきるまえに我が身に還ってくるだろう。
自分のことなんて何も分からないのに、漠然とそういう自信がある。
いつまでも大いなるものとして、あなたのそばに。
孤独たる炎の星にひとつの海を。

しめやかに夢女
ミカイールくんは私のことをガチめに憎んでるけど、それでもラブが止まらないんだよ
大好きなんだよ、ミカイールくんは。本人嫌がってるけど、私のことが大好きで大好きで大好きでしょうがないの。
何も知らない私のことだけ好きなの。
兄様、って呼ぶのに本当に私が「兄様」になると、どうして置いていったの、って、悲しくなって、つらくって、でも「兄様」は何も答えてくれないし、私も何も言ってあげられないから、悲しさ余って憎さになって殺しちゃうの。
愚かだね、可愛いね。私のことを殺さずにはいられない。私が死んで、得をするのは神様だけ。
かわいそうだね、ミカイールくん。かわいいね。

しめやかに夢女
片時も自分と離れるのが嫌なクトゥグア。
うーん、引っ付いてくれるのは嬉しんだけど、おトイレとかお風呂とかまでついてこようとするのは困っちゃうなー!と思ってやんわり普段から引き離そうとすると、泣き喚いて燃やしてくる
このメンヘラ寂しがりちゃんめ~~かわいいな~~!
でもやっぱりおトイレは1人ではいらせて!あとクトゥグアとお風呂入るとお風呂が沸騰するどころかマグマになって大変だから!

しめやかに夢女
Notクリスマス及びファンタジー軸
フッキお兄ちゃんやらスモーキーゴッドやら、セレブ共に貢がれて至福が大人びている自分と学生服くらいしか手持ちの服がないアルクくん。
アルクくんと手を繋いでラブラブデートをしているとお店の人に「きょうだいですか?弟さんかわいいですね」と話し掛けられる
「きょうだい?アルクは────」
自分が言う前に、アルクが少しムッとした顔で口を開く
「いえ、僕らは恋人です。」
するりと、見えるようにさっきまで普通に繋いでいた手の形を恋人繋ぎに変えて言い返すのを見て顔真っ赤になりたいし、横髪で前からは見えないけど横から見えるアルクの耳が真っ赤なのを見てにこにこしたいしこのあとジェノサイダーズのみんなにめちゃめちゃにからかわれたい
「お前らいつから付き合ってたんだよ!!オイオイ隠し要素あるとか聞いてないぜェ?」
「アルク…止めはしませんが…」
「あらっ、あらあらっ!ウフフ、あなたも私の娘ね!」

しめやかに夢女
スモーキーゴッドに荷物持ちをさせる不敬な女になりてえ~

しめやかに夢女
何気なくフッキお兄ちゃんに貰った服を着たら、ハイブランドの服で草言われてフッキお兄ちゃんをぶん殴りに行く私の図は絶対ある

しめやかに夢女
いやもう本当に、金髪赤眼ショタが好きすぎる
今夢こじらせてるのどっちも金髪赤眼ショタ
全体的に赤が好きなのかもしれないそもそも

しめやかに夢女
「…やる気は出ましたか?兄様。」
「ミカ、」
「その様子ですと充分やる気は出たみたいですね。さ、ご飯食べちゃいましょ。」
ぱんぱん、と切り替えるように手を叩いて立ち上がるミカイールの顔はやっぱり真っ赤。
きっと今、自分の顔も負けず劣らず真っ赤に染め上げられているのだろう。
そんなことはどうでもよかった。
まったくこれだから、弟は可愛いのだ。
「…寝よう、ミカイール。」
「はぁ?!」
「二度寝ってやつさぁ、真面目なミカイールはだらしないのが隣にいるくらいで丁度いい。」
確かに、やる気は出た。
この可愛い弟を布団に引きずり込むやる気だけど。
「っちょっ、と…!兄様っ…!」
「かわいいことするから、つい、ね。たまには二度寝もいいものだぞ~、抱き枕にしてやるっ!」
「どこ触ってるんですか!ひゃぅんっ、ぁ、あ、頭と翼の付け根を撫でるのはやめてくだひゃいぃ…!」
この後めちゃめちゃ朝ごはんレンチンした。

しめやかに夢女
「じゃあさ、やる気出させてよ。ほら、おはようのキス。」
「、んなっ!?」
だからこうして、意地悪をしたくなる。
ぼぼぼ、と顔を真っ赤にするミカイールの顔は満更でもなさそうだ。
割と日常的にキスしてるのに慣れないよなぁ、とあからさまに目をそらすミカイールをじいと見つめる。
「…兄様がどうしてもと仰るなら…」
「やったぁ。どこでも好きにしてくれたまえー?」
「あなたねッ! はぁ、好きにさせてもらいますよ…。」
ああそっか、そういえば自分からすることはあれど、ミカイールからしてもらったことはなかったなとふと思い出して。
途端にこっちまで照れくさくなって、目を瞑った瞬間にミカイールの気配がぐんと近づいた。
本当に一瞬、されど一瞬。
自分の唇に柔い感触が当たって、まさかと思って目を開けると長い睫毛が目に入った。
ミカイールの伏せられていた目が開いて、少し顔が遠ざかる。
深紅の美しい瞳が自分を再び捉えた。自分でも驚くほどのアホ面が映っていて。→
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しめやかに夢女
ミカイールくん朝5時に起きてそうだし、きっちりした生活してそうでかわいい。
きっとだらしないな~~って呆れつつ私の世話をしてくれる、ミカイールくん…𝑳𝑶𝑽𝑬……
「おはようございます兄様。もう朝ですよ、起きてください。おーきーて! もう…」
「ンンンあと5分…」
ゆさゆさ、と体を揺り動かされるが心地よい微睡みにしかならない。小さな手が一生懸命に眠りを邪魔しようとするのが可愛らしくてしょうがなかった。
「またそんなこと言って…はいはいって寝かせたら2時間は起きないでしょうが。折角!この僕が!朝ごはんを兄様のために作って差しあげたというのに…冷めちゃいますよ?」
「ミカイールが早起きすぎるだけだよ~…」
「兄様がだらしなさ過ぎるだけです、ほら起きて。やる気があれば…やれば出来るんだから。」
自分を咎める声は、やっぱり優しい。
この弟を名乗る天使は自分にだけは酷く甘くて、そんなんで裁判官が務まるのかと。→

しめやかに夢女
ミカイールくんはツンデレのようにみえて、一線を超えると甘々デレデレヤンデレショタに大変身するので、つまりそういうことです。

しめやかに夢女
ファビュラスサマーホスト軸
サマホスをきっかけにホストを本格的に始めた私
イゴーロナク、ツクヨミ直伝のホスト術でメキメキ成果を出す中、アマテラスおねえちゃんだけがずっとホストに否定的であって欲しい
アマテラスお姉ちゃんに怒号を上げさせる稀有な弟とは、私のことだ😎😎😎😎
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