今日は79年目の終戦の日。誰も得しないというのに、今も世界中で戦争が起きている。憎しみが憎しみを生み、悲しみが悲しみを生むという無限ループを脱却しない限り、戦争という言葉は永遠に消えないではなかろうか。川端康成は戦時中片隅で「源氏物語」を読み、永井荷風は日記の欄外に「正午戦争停止」と書いていたのを思い出した。そろそろ追悼式が始まる。空の彼方にいる戦争に巻き込まれた全ての方に黙祷を捧げよう。#終戦の日