引き寄せ信仰が広まったにも関わらず、多くの信者が妄信の果て彷徨い続けてしまう理由は単純だ。それは、抱いた理想の未来が“祈りの対象”としての価値がないからである。人は祈りを捧げるときに手を合わせ、自分の正中線を祈りの対象に重ね合わせる。しかし、人の体を貫く正中線上にはいくつかの急所があり、たとえば人と面と向かうときには無意識に相手と正中線を合わせることを避けるのである。生まれつき、怒りをぶつけることでしか自分の存在証明ができない人は、相手の正中線を奪うことで快楽を得られる術を本能的に知っている。どうしても欲しい、なりたい、つながりたい。そんな対象が見つかったときにはそっと手を合わせてみる。祈りは興味に勝る。だから届くのだ。#今日の1枚 #GRAVITY日記 #ひとりごとのようなもの #note