風のQuartet 〜松本隆作品詩集 ♯ 56#松本隆 #詩集 #南佳孝 ☆『勝手にしやがれ』 月の光に洗われた 長い黒髪指に巻き つんと澄ましたきみの顔つめたい 風のナイフで君を刺し 雪の真白に埋めるのさ 氷柱色したきみの愛つめたい 辞書を片手に考える 白い画用紙埋める色 ※雪を描くにはどうすればいい ※きみを抱くにはどうすればいい あとは勝手にしやがれさ 甘い恋など柄じゃない ※~※ 山茶花山茶花落葉焚き そおっともやした絵のなかで つんと澄ましたきみの顔燃えてる