共感で繋がるSNS
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

趣味は音楽・映画・ドラマ鑑賞。 人生はスパイス❗️ 明けない夜はない、止まない雨はない、など名言至言が大好き。 投稿の方は絵画・その他のコラムなどを発信しております。
音楽
J-pop
映画
ドラマ
JAZZ
昭和史観
シュールレアリスム
明治大正日本近代文化
幕末
古賀春江
芥川龍之介
東郷青児
シティポップ
オリジナルラブ
サザンオールスターズ
大滝詠一
山下達郎
ティンパンアレイ
荒井由実
アナログレコード
マッチ
御朱印巡礼
炒めモノ
ネギサラダ
90年代Jポップ
大阪
東京
野球
邦楽
洋楽
クラシック
J-Pop
ロック
ジャズ
カントリー
ブルース
backnumber
Ado
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文作品集 # 11

#東山魁夷 #絵画鑑賞



自然と形象 雪の谷間


1941年
GRAVITY
GRAVITY8
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 197

#松本隆 #詩集


☆『ロミオ&ジュリエット'79』

新宿摩天楼 ディスコもはねて
あなたと私に 帰る家もない
あなたは最後の 煙草を折って
海辺へ行こうと 道の石をける
ごめんな お前を不倖にしたね
いいのよ あなたと死ねるなら倖せ
若いよ若い 若すぎるよと
親が言う 友が言う
若いよ若い 若すぎるから
命を賭けて 愛せるんです
ねえ まるでジュリエット&ロミオ

湘南 Beach Way 冷たい砂に
身体を横たえ 朝焼けを見てる
どこかの映画の 場面のように
あなたはカモメを 追いかけて走る
ごめんな 真冬の波冷たいぜ
いいのよ つないだ指をはなさないで
若いよ若い 若すぎるよと
波が打つ 風が啼く
若いよ若い 若すぎるから
命を賭けて 愛せるんです
ねえ まるでジュリエット&ロミオ
GRAVITY
GRAVITY9
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 196

#松本隆 #詩集


☆『傷心スピードウェイ』

Speed Ride away 悲しみを追い抜いて
Ah! Break Break away 風を切る心
Speed Ride away この闇を抜けた時
Ah! Break Break away 淋しさも消える
心の傷に沁みるバーボン
バスの窓に頬を寄せた
夜にちらばる銀の星を
線でつなげば君の笑顔
あー未練だね

Speed Ride away 地平線までも

青い標識くぐり抜けた
ここで君の街が終わる
草原を切る白い線を
引き返せない愛がたどる
あー夜明けだよ
Speed Ride away 想い出を置き去りに
Ah, Break Break away 明日への
GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .9

#東山魁夷



山谿秋色



1932年












GRAVITY2
GRAVITY18
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 195

#松本隆 #詩集


☆『マンハッタン・スクランブル』

言葉のショット・ガン
不意にあなたはさよならと
ぼくの胸撃ち抜いたね
迷路のような夜の中
あなたはまぎれた
マンハッタン・スクランブル
うず巻く都会は Rainbow Illumination
マンハッタン・スクランブル
あなたを捜して Up & Down

夜空に燃え上がる
まばゆいダウンタウン
人をぬい走るあなた
黄色いタクシーがぼくの
瞳の前をすぎる
マンハッタン・スクランブル
しじまにそびえるスカイ・スクレイパー
マンハッタン・スクランブル
あなたを捜して Up & Down
GRAVITY
GRAVITY17
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .8

#東山魁夷




スケート



1931年













GRAVITY4
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 194

#松本隆 #詩集


☆『24時間の恋人』

レースの陽を肩にまいて
木立から走るあなた
コーラの紙コップかかえ
こぼさずに持ってるの?
微笑が似合う君だ
明るさぼくを染めてる
言葉を飛び超えた愛
二人ならつかめる
I want you I want you
I want you いいだろう

かげろうほら揺れる芝生
青空に漂いそう
あなたは瞳を閉じたままで
くちづけが欲しいの?
倖福は指のすきま
こぼれてしまうものだよ
だからね24時間
そばにいて微笑って
I want you I want you
I want you いいだろう
Please Be Beside Me
For Only 24 Hours

Please Be Beside Me
For Only 24 Hours
GRAVITY
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .7

#東山魁夷




焼嶽初冬



1931年














GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 193

#松本隆 #詩集


☆『二死満塁の青春』


白い打球が空を翔ける
二人の愛が星空を渡った夏の夜
あなたが投げたまごころを
ぼくの両手がしっかり受け止めたあの夏の夜
追いつめられたぼく達が
明日に向かって人生をぶつけてた夏の夜

あなたと初めて出逢った場所は
(That night in Summer)
ライトの眩しいスタジアム
涼しい横顔オペラグラスで
(That night in Summer)
内野の選手を追っていたんだよね
おひとりですか お嬢さん
おそるおそるかけた言葉に
揺れて振り向くまなざしが
ぼくの心をぬいとめた

都会に来てから友達もなく
孤独を抱いてたせまい部屋
あれからあなたは訪ねてくれて
小鳥の世話までしてくれたんだよね
淋しいですか お嬢さん
そんな言葉に結ばれて
二人の胸の淋しさを
いつか重ねて抱いていた

あの夏十年振りの暑さに
(Two Out Bases Loaded)
あなたは陽ざしにたおれてたね
ドラッグ・ストアーへ燃える舗道を
(Two Out Bases Loaded)
息切れしながら夢中で走ったよ
おひとりですか お嬢さん
あの一言がよみがえる
ぼくと一緒に生きるたび
苦労ばかりをかけてたね

Two Out Bases Loaded
Two Out Bases Loaded

二死満塁のピッチャーは
振り返れない運命を手のひらに握ってる
GRAVITY
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .6

#東山魁夷



夏日


1930年





GRAVITY4
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 192

#松本隆 #詩集


☆『沈黙』

はじめから あなたは愛を
戯れとわりきっていた
香水のかおり残して
ぼくの手を すり抜けていたね
街でタクシーつかまえる頃
あなたの瞳は手紙に揺れる
どんな気がする どんな気がする
ひとり淋しい置いてきぼりは
サイレント映画のようにひそやかに
あゝ恋人よ 静かに泣けよ

水色の雨降る街は
傷ついた人でいっぱい
心へと吹き込む雨は
この傘じゃ隠せないだろう
風のホームで列車を待つ頃
あなたはぐるぐる部屋を廻るね
どんな気がする どんな気がする
恋人を待ってる夜の長さは
サイレント映画のように声も無く
あゝ哀しみを 静かに抱けよ

海辺のバスに乗り換える頃
あなたは悔やんでベッドで泣くね
何も言わない 何も聞かない
男は静かに旅立つものさ
サイレント映画のように音も無く
二人の愛の幕が降りたよ
GRAVITY
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .5

#東山魁夷



祭りの夜


1929年





GRAVITY
GRAVITY18
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 191

#松本隆 #詩集


☆『むさし野詩人』


繁華街から静かな道へ
あなたの涙たどって行くよ
灯りの浮かぶ公衆電話
今はあなたの影も見えない
むさし野公園ひとりきり
あなたの想い出集めたよ
20才の春ははかなくて
生きてる事は哀しい詩だ
15行目から恋をして
20行目で終ったよ

映画帰りにここまで来たね
ラブ・シーンには顔を伏せてた
染まった頬のうす紅色が
池の夕陽にこわれて揺れた
むさし野公園ひとりきり
芝生を横切る長い影
20才の春は短かくて
お見合いの事悩んだあなた
あの時ぼくがなぐったら
あなたはついて来たろうか

むさし野公園ひとりきり
再びここには来ないだろう
20才の春は淋しくて
手を花びらがすり抜けてゆく
恋を失くした人はみな
寒い詩人になるという
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .4

#東山魁夷


柿生の里


1928年








GRAVITY4
GRAVITY19
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 190

#松本隆 #詩集


☆『酔待草』

緑の地図を指でたどって
君の家(うち)までバスに揺られた

暗い路地裏で煙草に火をつけ
コートの衿から二階を見あげた

宵待草に酔う街 俺は何を待つ
たとえ逢っても 抱く気もないのに
あー 淋しさが 風邪ひいちまった

都会で君は化粧を覚え
よそゆきの顔で帰って来たね

愛って言葉紙くずみたいに
破く女に変わっちまったよ

宵待草に酔う街 月が何を言う
酔ったいきおいで ふられた女に
逢いにくるなんて ひきょうだと笑う

宵待草に酔う街 俺は何を待つ
朝日に氷る 俺を見つけて
君も涙で 振り向くだろうか
GRAVITY
GRAVITY17
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .3

#東山魁夷


牡丹図


1927年








GRAVITY2
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 189

#松本隆 #詩集


☆『青春試考』

水すましみたいに すいすいと
東京の空を渡る やつもいる
だけど ぶきっちょに 肩よせて
明日への道を捜すのも いいさ
俺たち やさしい 友達だった
片手で 愛など 遊べないはず
あの娘の心を氷にかえて
微笑(わら)った お前が 今 許せない
見えるかい 青空の果てが
わかるかい 俺たちは誰も
青春に背中を向けて 生きてゆけない
青春に背中を向けて 生きてゆけない

あの娘が涙で染めるから
東京の空は恐いほど青い
まるで叱られた 少女だよ
窓辺でおまえの 帰り待ってるよ
お前は 俺よりやさしさ知らず
あの娘を きれいな 服で飾った
歯の浮く せりふで 酔わせたら
石ころみたいに 心を すてた
しみたかい 俺のこぶしが
わかるかい 俺たちは誰も
青春に裁かれる 日がきっとくるだろう
青春に裁かれる 日がきっとくるだろう
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .2

#東山魁夷


南天


1927年








GRAVITY4
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 188

#松本隆 #詩集


 ☆『マギーへの手紙』

マギー俺は出てゆくよ
お遊びは終わりさ
マギー君の下手くそな
唄にも疲れた
あばよマギー 寝顔が可愛いあばずれ
今夜も服のままで
ベッドに転がりこんだ
夜ごと違う男たちの
香り酔いどれるんだな
グッバイ・マギー やさしさも
グッバイ・マギー やれないよ
グッバイ・マギー ただ君の
荒んだ涙が心のこり

マギー君が寝呆気声
俺の名を呼んでも
マギー風の返事だけ
「手遅れだよ」ってね
あばよマギー 愚痴にも愛想がつきたよ
男をだめにしてく
女は猫のようだよ
浮気顔とすがり泣きと
その手にもう乗れないさ
グッバイ・マギー つきあって
グッバイ・マギー やれないよ
グッバイ・マギー 俺はもう
まともな暮しにとんぼがえり
GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

ひとすじの道~東山魁夷画文集 .1

#東山魁夷


自画像

1923年




* 1973年の東山魁夷 横浜港にて

GRAVITY
GRAVITY12
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 187

#松本隆 #詩集


☆『SENTIMENTAL HOTEL』

ワインのグラス越しに崩れる液のかたち
あなたと愛したあとぼんやり海見るのが好き
Killing me サラサラとこわれてゆく愛ね
Killing me さよならがナイフなら
優しくつらぬいて
わかってるわ あなたは
ひと夏の陽炎
窓の外はリーフの海 Room number“909”(ナイン・オー・ナイン)

沖縄 モノクロームのフィルムのようなホテル
シーツの襞(ひだ)を指でたどれば死にたくなる朝
Killing me ユラユラと揺れる珊瑚礁
Killing me 朝焼けの紅の色
心が流す血ね
わかってるわ 痛みは
よろこびとうらはら
瞳の中 海鳥飛ぶ Room number“909”

Killing me 抱きあって石になる二人
Killing me 愛してた深さぶん
傷あとも深いわ
わかってるわ 私が
眠(ね)てるまに消えてね
椰子の下に蒼いプール Room number“909”
GRAVITY
GRAVITY17
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 245[LAST]




#絵画鑑賞


愛のカクテル


2004年


* 長きに渡りご高覧下さりありがとうございました。藤城清治画伯は一昨日、101歳のお誕生日迎えられて未だご健在です。ケロヨンの原作者としても知られている我が国が誇る影絵画家でもございます。今後尚一層のご活躍を祈念申し上げます。
次回からは東山魁夷画伯の絵画を投稿して参りたいと存じます。



GRAVITY
GRAVITY19
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 186

#松本隆 #詩集


☆『ディスコレディー』

DISCO LADY DISCO LADY……
哀(かな)しいうわさならもちきりね
あの娘(こ)と出来てるって ろくでなし
あいつに逢ったら 踊りもやめて
夜汽車に乗ったよと しらけ顔で話しといて
摩天楼エレジー 女の涙は
摩天楼エレジー 流行(はやり)じゃないけど
哀しい口笛 それがエレジー

あいつが遊んでた DISCOTHEQUE
気のないくせをして 誘い水
愛してないのに 二度も抱くほど
女をなめると 泣きをみるよと 強がり言う
摩天楼エレジー 傷つけ合うほど
摩天楼エレジー 絵になる都会ね
乾いた口唇 それがエレジー

あいつが私の ゆくえ聞いたら
化粧もしないで 死ぬ気かもと おどかしてよ
摩天楼エレジー 若さのかたちに
摩天楼エレジー すねてた二人ね
別れの歌なら それがエレジー
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 244




#絵画鑑賞


龍昇る


1999年



GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 185

#松本隆 #詩集


 ☆『東京ららばい』

午前三時の東京湾(ベイ)は
港の店のライトで揺れる
誘うあなたは奥のカウンター
まるで人生飲み干すように
苦い瞳(め)をしてブランデーあけた
名前は? そう、仇名ならあるわ
生まれは? もう、とうに忘れたの
ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか
東京ララバイ 地下がある ビルがある 星に手が届くけど
東京ララバイ ふれ合う愛がない だから朝まで
ないものねだりの子守歌

午前六時の山の手通り
シャワーの水で涙を洗う
鏡の私 二重映しに
レースの服の少女が映る
愛をうばった二年が映る
愛した? そう、数知れないわね
別れた? もう、慣れっこみたいよ
ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか
東京ララバイ 夢がない 明日がない 人生はもどれない
東京ララバイ あなたもついてない だからお互い
ないものねだりの子守歌

孤独さ、そう、みんな同(おんな)じよ
送るよ いい、車を拾うわ
ねんねんころり寝ころんで眠りましょうか
東京ララバイ 部屋がある 窓がある タワーも見えるけど
東京ララバイ 倖せが見えない だから死ぬまで
ないものねだりの子守歌
GRAVITY
GRAVITY18
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 243




#絵画鑑賞


四季よろこび.B


2007年



GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 184

#松本隆 #詩集


 ☆『ビューティフル・サンデー』

隣に住んでる 下宿屋のマドンナ
ヘイ ヘイ ヘイ 出ておいでよ
カーテンとざして あなたは泣くだけ
ヘイ ヘイ ヘイ 訳きかせて
ハッ ハッ ハッ ビューティフル・サンデー
さあ 外は 青空さ
出かけなさいな 靴をはいて

オー 今日は いい天気さ

悩みを話せば 心の曇りも
ヘイ ヘイ ヘイ 晴れるだろう
友達じゃないか 力になりたい
ヘイ ヘイ ヘイ 水臭いぜ
ハッ ハッ ハッ ビューティフル・サンデー
涙など かわかせよ
本音を言うと 好きなんだ
オー 今日は日曜日さ

ハッ ハッ ハッ ビューティフル・サンデー
さあ 外は 青空さ
出かけなさいな 靴をはいて
オー 今日は日曜日さ

ハッ ハッ ハッ ビューティフル・サンデー
涙など かわかせよ
本音を言うと 好きなんだ
オー 今日は日曜日さ

ハッ ハッ ハッ ビューティフル・サンデー
さあ 外は 青空さ
出かけなさいな 靴をはいて
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 242




#絵画鑑賞


四季よろこび.A


2007年



GRAVITY
GRAVITY21
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 183

#松本隆 #詩集


 ☆『あゝ青春』

ひとつひとりじゃ淋しすぎる
ふたりじゃ息さえもつまる部屋
みっつ見果てぬ夢に破れ酔いつぶれ
夜風と踊る街
哀しみばかりかぞえて今日も暮れてゆく
あゝ青春は燃える陽炎か
あゝ青春は燃える陽炎か

いつつ生きてる後味悪さ
胸に噛みしめれば泣ける海
やっつやめるさ抱きあっても
心は遠ざかる安い宿
眠れぬ夜をかぞえて日々は過ぎてゆく
あゝ青春は燃える陽炎か

あゝ青春は燃える陽炎か
GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 241




#絵画鑑賞


世界にかけるつり橋


1999年



GRAVITY
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 182

#松本隆 #詩集


 ☆『はあどぼいるど町』

射つか射たれるか
この町は はあどぼいるど
棘のある 接吻(きす)に刺されて
正直な 胸に風穴

甘える髪は 諾
くちびるは 否(のお)なのに
気をつけろ 猫目(きゃっつあい)
切り札は ハートの女王(くいーん)さ
迷探偵(ほーむず)も真っ青さ
謎かけ遊び

す−ぷが寒い喉を
火のように駆け巡る
お返しに 君の中に
引き鉄を ひいてやるさ
快盗賊(あるせーぬ)も地団駄さ
しりとり遊び
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 240




#絵画鑑賞


走る少女


2005年



GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 181

#松本隆 #詩集


 ☆『イチゴの誘惑』

不思議ね気持ちなんて 明日は明日の風
約束なしの 避暑地の恋なら
忘れてしまおう… Wo wo…
突然醒めてしまう 誓いの言葉よりも
夏より 眩しい瞳を選んだ
Remember happy times we had
あなたに惑う気持ち 砂に書けば「You惑」
眼を閉じて one two three
三つ数えたの 少しほろ苦いできごと
100カラットの想い出なのよ
哀しい Strawberry kiss

あきらめきれないから 強がり言うのかしら
もうこれ以上 深く愛せない
波打ち際から… Wo wo…
いきなり 今あなたが背中を抱きしめたら
昔のように 甘くくずれそう
Remember happy times we had
すねる訳じゃないけど 涙に負けたくない
ノックして one two three
心の扉を あの頃のあなたみたいに
100カラットの宝石よりも
きらめく Strawberry kiss

電話して one two three
三つ数えたの まるで初恋のように
100カラットの想い出なのよ
哀しい Strawberry kiss
GRAVITY
GRAVITY17
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 239




#絵画鑑賞


走る幸せ


2008年



GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    松本隆作品詩集  ♯ 180

#松本隆 #詩集


☆『五線紙』

人気のないホールの
折りたたみ椅子たち
リハーサル前の暗い空気
靴音さえも途切れた休止符

あの頃のぼくらは
美しく愚かに
愛とか平和を詞(うた)にすれば
それで世界が変わると信じてた

耳元を時の汽車が
音もなく過ぎる
ぼくの想い出の時計は
あの日を差して止まってる

12弦ギターの
銀の糸張りかえ
旧い仲間もやって来るさ
後ろの方でひっそり見てくれよ

耳元を時の汽車が
音もなく過ぎる
ぼくの想い出の時計は
あの日を差して止まってる

10年はひと色
街影も夢色
変わらないものがあるとしたら
人を愛する魂(こころ)の 人を愛する魂(こころ)の
人を愛する魂(こころ)の五線紙さ
GRAVITY
GRAVITY12
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 238




#絵画鑑賞


馬がとぶ


2001年



GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 179

#松本隆 #詩集


 ☆『象牙海岸』

海岸線沿いに夏雲が雪崩(なだ)れると
砂の蜃気楼に立ちすくむ影ひとつ
人影もない入江
そこが二人の秘密の場所で
象牙海岸と名前までつけた
遠い夏

あれから私時の波間を
ただ流れ木のように
ひとりで生きて来たの

もう一度訪ねても
道順さえも記憶の彼方
夢の中で見た風景のように
遠い海

あなたのあとに愛を知って
ただ流れ木のように
岸辺で踊っただけ

三年をへだててあなたから来た電話
懐かしい名前に忘れているふりをした
冷たいと言われたけど
本当の気持ちもし話しても
過ぎ去った時を埋めるものはない
遠い夏……遠い夏……遠い夏……
GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 237




#絵画鑑賞


しあわせを呼ぶねこ


2002年



GRAVITY
GRAVITY16
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 178

#松本隆 #詩集


 ☆『磁気嵐』

ペルーの大地と藍色の空の 隙間へ飛び立つ遊覧飛行機
神々の眠りを醒まして翼は舞う

ナスカの砂漠に誰が描いたのか
不思議な地上絵 鳥や花模様
謎めいた図形に科学も色なしなのさ

磁気嵐をさまよいながら 愛はいつも理性を越えて
胸の中で荒れ狂う

忘れてみせると強気の手紙を あなたに残して 旅して来たけど
言葉に尽くせない心に触れたの強く

磁気嵐をさまよいながら 私達はいがみあっても
引き寄せ合う磁力線

この太陽航路の果てに 今 夕陽が溶け出すの

磁気嵐をさまよいながら 人の愛は宇宙の神秘
説明など出来ないわ

磁気嵐をさまよいながら 人の愛は宇宙の神秘
説明など出来ないわ
GRAVITY
GRAVITY17
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 236




#絵画鑑賞


ぼくの青春は仔馬にのって


2007年



GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 177

#松本隆 #詩集


☆『September』


辛子色のシャツ追いながら
飛び乗った電車のドア
いけないと知りながら 振り向けば隠れた

街は色づいたクレヨン画 涙まで染めて走る
年上の人に会う 約束と知ってて

September そしてあなたは
September 秋に変わった
夏の陽射しが弱まるように心に翳がさした
September そして九月は
September さよならの国
解きかけてる愛の結び目涙が木の葉になる

会ってその人に頼みたい 彼のこと返してねと
でもだめね気の弱さ くちびるも凍える
September そしてあなたは
September 秋に変った
話すことさえなくなるなんて私に飽きた証拠
September そして九月は
September さよならの国
めぐる季節の色どりの中一番淋しい月

借りていたDictionary 明日返すわ
“Love”という言葉だけ切り抜いた後
それがGood bye, good bye
September そしてあなたは
September 秋に変った
私ひとりが傷つくことが残されたやさしさね
September そして九月は
September さよならの国
トリコロールの海辺の服も二度と着る事はない

GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 235




#絵画鑑賞


時をつくる


2004年



GRAVITY
GRAVITY15
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 176

#松本隆 #詩集


☆『女ともだち』

あの人あなたとつきあいたいなんて
男のくせにもじもじしてね
心を直接言えない いくじなし
かわりに私ここ迄来た訳

ねえ真知子どうおもう?
ハンサムなんて縁遠いけど
ポケットに優しさをつめてる人よ
ねえ真知子どうおもう?
そう聞きながら心が泣いた
本当はあの人を渡したくない 真知子

人目に言うほどあの人ワルじゃない
いきがってても空いばりだけ
気になるあなたに意地悪したくなる
気持の綾をわかってあげてね

ねえ真知子どうおもう?
うす笑みばかり振りまかないで
あの人にいい返事聞かせてあげて
ねえ真知子どうおもう?
そう聞きながら ほんとは私
心から嫉けてるの気付かないのね 真知子

ねえ真知子どうおもう?
もしその気なら 近くの店で
あの人が待っている行ってあげなよ
ねえ真知子どうおもう?
返事はいいわ 聞けば哀しい
邪魔者は消えるわね あとはお好きに 真知子
GRAVITY
GRAVITY11
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 234




#絵画鑑賞


リーフがそよぐシンフォ二ー


2009年



GRAVITY
GRAVITY18
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 175

#松本隆 #詩集


☆『パープルシャドウ』

日照りの坂道 夏ぜみの声
あなたの家まで自転車をこぐ
都会へ行ってたあなたを昨日
見たって友だち電話をくれた
帰ってくるよ いつ? いつでもいいさ
君との愛を忘れてなけりゃ
窓に一房葡萄飾るよ
それがあの日のあなたの言葉
パープル・シャドウ私の手首にくちびる寄せて
残した小さなうす青のしみ
パープル・シャドウ季節は流れてあざは消えても
心にしみてる紫の影 しみるわ紫の影
ああ 一房の葡萄

風舞う公園 あの日あなたが
蛇口に顔寄せ飲んだ水飲み
想い出みたいにシャツを濡らして
あなたの真似してくちびるあてた
瞳とじろよ 何故? 何故でもいいさ
やさしい笑顔もしうすれても
このくちづけは想い出せるよ
まぶた閉じてたあなたの言葉
パープル・シャドウ垣根を曲って二ツ目の家
自転車倒して私は見てた
パープル・シャドウ季節が早くて青い葡萄が
あなたの窓へと風に揺れてた 窓へと風に揺れたわ
ああ 一房の葡萄
GRAVITY
GRAVITY13
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 233




#絵画鑑賞


結衣のうつし絵


2009年



GRAVITY
GRAVITY12
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 174

#松本隆 #詩集


☆『花しぐれ』

雨の街に呼び出されて
傘も持たずに飛んできた
わたし髪を切りすぎたの
まるで男の子みたいよ

水無月の雨の色
大粒の真珠なの
揺れる私の睫毛の先にも滲む

Flower Rain に濡れて
吐息の船にのり
見知らぬ街 あなたと漂うの

五月雨・春雨・長雨
雨にもいろいろあるけど
涙は拭くわ

あなたが手に抱いた薔薇も
雨に打たれてしおれてる
花の命 短いのを
きっとあなたは知らないの

水無月の雨の色
くち紅の褪せぬ間に
そっと乙女よ恋せと見つめて下さい

Flower Rain に濡れて
銀の細い糸が
理屈抜きに二人を絵にするの

五月雨・春雨・長雨
雨にもいろいろあるけど
涙は拭くわ
GRAVITY
GRAVITY14
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

光彩の画家〜藤城清治画集  ♯ 232




#絵画鑑賞


ぞうさんと木のともだち


2009年



GRAVITY2
GRAVITY19
ミチフミ龍之介

ミチフミ龍之介

風のQuartet
    〜松本隆作品詩集  ♯ 173

#松本隆 #詩集


☆『Cold Blood』

虎の絵を背中に描いた
皮ジャンパー 粋に着こなし
恋という堕落ゲームで
俺たちを地獄に堕とす
あの娘の名は Cold Cold Blood
血も涙もない Cold Cold Blood

柄までもナイフで刺して
ごめんねと可憐に笑う
よろよろと心の傷を
手で押さえ男は消える
あの娘の名は Cold Cold Blood
血も涙もない Cold Cold Blood

ハンサムな命知らずが
熱くしてやるとホラ吹き
あくる朝 メイドは部屋で
凍えてる男を見つけた
あの娘の名は Cold Cold Blood
血も涙もない Cold Cold Blood

純情な少年が来て
手のひらにためた涙を
髪の毛にふりかけた時
氷ってた心が溶けた
町から消えた Cold Cold Blood
うわさも聞かない Cold Cold Blood

GRAVITY
GRAVITY15