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ヒロシ
1
ジンソ🍸
引用
「文学は、この現実世界に対してはなんら有効性をもたない。徹頭徹尾、無用なものとしてある。悲惨に満ちたこの世界のなかで、言語表現の特異な方法である文学に、荒々しい現実を直接変革するような力など、まったくと言っていいほどないだろう。現実を前にして、政治や経済、さらには科学といった、剥き出しでなおかつ実践的である諸力と較べれば、文学はほとんどなにも為す術をもたない、徹底して無力なものなのだ。
しかし、だからこそ、それらの諸力とは根底から異なった、もう一つ別の可能性が開かれている。」
情熱とやさしさを感じる本。
装丁がうつくしい。また、安藤礼二さんの文体もうつくしい。
気高い本。
#読書
16ジンソ🍸
研究者の対談は本当にアツい。
また本も大事だけど本によりすぎると大江健三郎と柳田國男の比較に固執してしまう。（最近はより広範な批評や捉え返しもあるが）
大江の引用や影響を受けている人物や概念や観念は実にたくさんいるし、ある。
それだけだ。
安藤礼二さんが指摘しているが、柳田國男から折口信夫から井筒俊彦へ繋げて考えた方がより大江健三郎の理解につながるというのは納得だ。
井筒俊彦とネオプラトニズムについては調べたり読もうと思う。あとは華厳経も。
学ぼうと思う。
人生の残された時間は誰しも短い、自分が探求したいことがあるなら奔放に探求すべきだと思う。
あとは単純に楽しい。
#読書
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