一つ前の記事の補足。私が言いたかったのは、人の印象なんて、ちょっとしたことがきっかけで変わりうるということ。それは、虎に翼の星航一に限った話ではなく、同じく今登場中の杉田太郎弁護士だってそうだろう。これまで登場してきた多くの人物も、初登場時には「胡散臭い」と思われたり、「鼻持ちならない」と思われたりするなど、到底仲良くなれるはずがないと散々な印象を与えてきたはずだ。それなのに、多くの回を重ねるごとに、違った一面が見えてきて、初印象を塗り替えていく。昔、ある児童施設で働いていた際、先輩から言われたことがある。私は、1年以上一緒に暮らして初めて、どんな人間か見えてくる。だから、短期決戦の場合、児童が私を理解しきれず、苦労するだろうと。人間関係を構築する上で、「(どんな人間か)分からない」というのは、最大の不安要素だから。補足だけのつもりが、そこそこ多く語ってしまった。この話はこの話で、語りだすと1頁では収まらなくなるので、ひとまず筆を置く。最後に一言だけ。今週は、8月6日と9日がやってくる。ドラマでは、いつ頃、原爆裁判を描くだろう。この朝ドラ、初めは特に期待していたわけではなかったが、とんでもない佳作だ。テレビドラマを侮っていた。ここ数年、素晴らしい作品がいくつも作られている。ただ、だからといって、現実世界が同様に素晴らしいということにはならない。むしろ、それらを作って見せねばならぬ現実。大道廃れて仁義あり。#虎に翼 #星航一 #杉田太郎 #初印象 #原爆裁判