「春は出会いの季節だな」そう言って目の前に現れたあなたはとても輝いていた。桜が散った後も咲いているあなたの笑顔に私は釘付けになった。「人の体温って夏の気温と同じじゃね!?」なんてバカみたいなこと言ってた君と初めて抱き合ったあの夜。炎天下なんて比べ物にならないくらいほてった体を強く強く抱きしめた。「今日は月が綺麗だな」一緒に秋の夜空を眺めてた君が私を見て言ってくれた。そう言われた私の顔は真っ赤になって「月じゃなくて太陽みたい」とバカにされた。「彼女と幸せになれますように」神社の初詣で大声でお願いを叫ぶ君。冬の寒さを忘れるほどの温かい気持ちに包まれて春を待つこれが私と彼の春夏秋冬これからも巡る春夏秋冬