『ビデオドローム』マックスは過激さを売りにしているケーブルテレビ局を経営していた。ある日、彼は部下が傍受した電波から、拷問や殺人を生々しく映す「ビデオドローム」という番組の存在を知る。だがその映像は、観た者に幻覚を見せる作用を持っていたのだった。ボディホラーの先駆者デヴィッド・クローネンバーグ監督の代表作。お腹を開いてポケットを作ったり、手と銃を融合させたり…独特な表現とその気色悪さについ見入ってしまう。“ある映像を観ると脳に腫瘍ができて幻覚を見る”という発想が素晴らしい。「リング」はこれを元ネタにしているのかも。物語が全て主人公の視点だとすると、どこまでが現実でどこからが幻覚なのか全くわからない。そしてそれをどう解釈すべきなのかが難しいところ。恋人の女性ももしかしたら幻なのかもしれない。狂気の世界を覗いている感覚…映画館で観てみたい。この映像をどうやって撮影しているのか気になる。ホラーに飽きてきた頃に観るとちょうどいいかも。#映画 #映画鑑賞 #UNEXT #ビデオドローム #クローネンバーグ