中島みゆき嬢の夜会Vol.5の長台詞「銀河は秋を告げ冬を待ち春を迎えて旅人は忘れ草にからめとられ宵待ち草は萱原に埋もれても逢おうがための約束ならば逢うを待つ間に恋意地に死んでなどなるものか来る 来ない 来る 来ない待ち死んで後の世の人に美徳と褒め称えられてみたところで待ち人に会えずして何の手柄が嬉しいものやら人待ち歌は待ち人にあててこその人待ち歌夕告げ鳥に褒められたとて何の足しにもなりはせぬ来る 来ない 来る 来ない辿りつきえぬ人の思いをためし眺めて歌詠むような女に人待ちを名のられたくはない必ずと疑わぬ眼に時など移るすきがあろうや必ずと疑わぬ耳に時など響くすきがあろうや一途という名の地図をたどり橋占に問うよりもその橋を渡って待ち人の急ぐそのそれそこの道まで会いに出かけるまでのこと」…ここから人待ち歌を歌うのだが、この長台詞が好きだかゆいところに手が届くようなそんな衝撃を感じた