『カラーズ 天使の消えた街』(1988年)★★★★★★☆名優デニス・ホッパーがメガホンを採り、若き日のショーン・ペン、ロバート・デュヴァルがしのぎを削り合う、純度の高きクライムサスペンス。1987年当時のロサンゼルスには、600の組織、7万人を超えるストリートギャングが街に溢れ、組織同士の抗争が日常化していた。LA市警と郡保安局にはギャング対策班が存在し、市警はCRASH(対街頭暴力集団地域資源)(Community Resources Against Street Hoodlums)郡保安局はOSS(街頭安全作戦部)(Operation Safe Streets Bureau)とそれぞれ呼ばれ、両対策班には250名もの警官が在籍し、日々の対応に当たっていた。そんな中、ストリートギャング『クリップス』のメンバーが、対立するギャング『ブラッズ』のクレイグを射殺して逃亡。CRASHに配属された新米警官マクガヴァン(ショーン・ペン)は手荒な捜査を進めるが、定年間近のベテラン警官ホッジス(ロバート・デュヴァル)はギャングとの対話を重視し、2人は捜査手段を巡って対立する。その後の捜査で、クレイグ殺害の容疑者が『クリップス』のロケット(ドン・チードル)であることを突き止め逮捕に向かうが、その場で他の警官が別人を誤って射殺してしまう。その結果、クリップスから警察に対する報復、さらなる情報漏洩による抗争の激化が進み───。とにかくショーン・ペンが若い。ロバート・デュヴァルも若い。ハゲてるけど。そしてデニス・ホッパーに監督の才能があることを知った、記念碑的作品。ショーン・ペンはこの頃から上手いし、ロバート・デュヴァルはもっと上手い。MCUでローズ大佐を演じているドン・チードルが少年ギャングやってて微笑ましい。鼻の穴はこの頃からデカい。#映画 #小さな幸せ さ