人気

天斗
翼の生えた勝利の女神ニケが、空から船の舳先へ降り立った様子を表現したヘレニズム期の大理石彫刻である
紀元前200年頃の作品ではないかと言われているが、正確な年代も作者も不明…そんな像が発見されたのは1863年のこと。今のサモトラキ島にて胴体と1118点の片翼の断片が発見されて復元が行われた
ルーヴル美術館には、1884年からダリュの階段踊り場に展示されており高さは244cmもある
ナイキの社名の由来になっているのはニケ=NIKEであり、ロゴはニケの翼をイメージしたものである
また、映画タイタニックでヒロインが両手を広げて立つシーンも、このニケの像を真似たものである(勝利の女神ニケは、巨人族の神タイタンの子供であることも関係している)
躍動感のある姿態、羽衣が肌にくっついていながら波うって動いているかのような細かいヒダの表現…
頭部と両腕がないからこそ想像心をかき立てられるサモトラケのニケ。ギリシャ彫刻の傑作とも言われる所以は写真からでも分かるほどであったが、本物を目の当たりにしてみてその理由を強く感じたのは言うまでもない
美しい
言葉が出ないほど、美しい
この像を、どうすれば人の手で…ましてや現代のように便利な道具も文明の利器もない時代に作る事ができたのだろうか…
悠久の時を経てもなお 色褪せない魅力
サモトラケのニケには その魅力がつまっている
#GRAVITY写真部
#フランス
#ルーヴル美術館展
#サモトラケのニケ


天斗
ダン・ブラウンの作品である『ダ・ヴィンチ・コード』の舞台となった事でも有名である。
年間800万人を超える人が訪れ、1000万人を超えた年もあったらしい。公式サイトで入場チケットを買うと一人22ユーロ…今のレートで約3700円。ガイド付きやツアーになると値段が跳ね上がるし、ガイド付きでは本当にメイン所しか見られないだろうな…と4時間歩き続けて鑑賞したからこそ、強くそう思った。
美術館の歴史を調べてみると、なるほどと思えるような変遷をたどっていることがわかる。
1682年に、ルイ14世が自身の宮殿にヴェルサイユ宮殿を選んだ結果、美術館が収容されていたルーヴル宮殿の役割は収集されてきた古代彫刻や王室美術品コレクションなどの収蔵、展示場所となった。
ナポレオン一世が諸国から収奪した美術品で展示数は増えたが、ワーテルローの戦いで敗れて以降多くのものが持ち主に返還されたがその後の王政時にどんどんと増えて今に至るらしい。
ナポレオン広場にあるエントランスのガラス製ピラミッドができたのは1988年…地下のモールに採光用途を兼ねた逆ピラミッドができたのは1993年のこと。正式に開館したのは1793年なので、ピラミッドはまだまだ最近の話。
さて…そんなルーヴルには珠玉の美術品が多く存在するが、私がこの旅でとても楽しみにしていたあの作品を早速見に行くとしよう。
#GRAVITY写真部
#フランス
#ルーヴル美術館展








関連検索ワード
おすすめのクリエーター