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アメジスト
読書しました。
水の惑星「地球」
46億年の大循環から地球をみる
片山郁夫 著
講談社ブルーバックス
地球科学は難解だけど奥が深いですね。
海の存在やプレートテクトニクスというのが奇跡的なものなんですね。
海やプレートテクトニクスがあるおかけで、地球の表面と内部との間で物質の大きな循環があるから、気候も安定するし、生命を育む惑星になったそうです。
地球は氷期と間氷期を約10万年周期で繰り返し、現在は間氷期ですが、数万年後には次の氷期を迎えるそうです。
今が現代文明の発展に都合がいい気候になっているのは、まさに奇跡と言えるのかもしれません。
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アメジスト
読書しました。
古代世界の超技術
改訂新版
あっと驚く「巨石文明」の智慧
志村史夫 著
講談社ブルーバックス
著者は工学者として、古代建築の建築法の考察を展開している内容となっています。
ピラミッド建造法の考察において、石職人のはなしによると、木材は横方向の荷重には弱いが、縦方向の荷重にはかなり強く、ヘロドトスがいうような起重装置は原理的に可能であるという説は、ためになりました。
それ以外にもストーンヘンジ、古代ローマの建築、マヤ文明のピラミッド、ナスカの地上絵、マチュピチュ、中国の兵馬俑(へいばよう)などがどのようにつくられたのかという考察が展開されており、面白いです。
著者は考古学の専門ではないけど、だからこそ大胆な考察がなされているのが本書の醍醐味です。
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アメジスト
読書しました。
新しい免疫入門 第2版
免疫の基本的なしくみ
審良静男
黒崎知博
村上正晃 著
講談社ブルーバックス
アニメ「はたらく細胞」をみたので、機会があれば免疫のしくみについて解説している本を読みたいと思っていました。
アニメ「はたらく細胞」の登場人物たち、マクロファージや樹状細胞やB細胞やT細胞やNK細胞や胸腺やパイエル板のM細胞などの詳しいしくみを知ることが出来て勉強になりました。
間違った抗体を大量につくらないように、誤って自己の細胞を攻撃しないように、免疫システムは随所でダブルチェック、トリプルチェックをして、免疫細胞が暴走しないようにしている複雑なしくみになっていて、身体の健康を守っているということが分かりました。
自然免疫と獲得免疫が相互に補完しあって働いていて、免疫システムのダイナミックさに驚きました。
また、免疫システムの誤作動によって起こる病気、各種の自己免疫疾患や各種の炎症性疾患についても述べられており、複雑なしくみゆえに、これらの病気の克服はまだまだ難しいこともわかりました。
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アメジスト
読書しました。
地球46億年 物質大循環
地球は巨大な熱機関である
月村勝宏 著
講談社ブルーバックス
元素記号や化学式がいろいろ出てくるので、難しい内容ではありますが、地表から地球の内部にかけて、地球内部の核分裂反応によって発生している熱によって、様々な物質が循環していることがわかりました。
第5章のまとめのp195で述べられている、水や物質が高温状態と低温状態で循環しているからこそ、還元的物質と酸化的物質が非平衡状態になって、生命が必要な物質を手に入れることができるということが、まさに地球の奇跡なんだなと感じました。
第9章では、地球が奇跡の惑星になった理由は、「地球と太陽からの距離」および「地球の大きさ」がちょうど良かったことにあるということが解説されています。
・岩石の惑星であること。
・熱源となる放射性物質(カリウム、トリウム、ウランなど)などが惑星内部に多量にあること。
マントルは水を含んでいるため。ケイ素-酸素-ケイ素の結合が加水分解して切れるために粘性が低くなり、熱対流が起こること。
地球が生命を育む惑星になれたのは、地球全体での熱循環のおかげだそうです。
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アメジスト
読書記録です。
カラー図説
生命の大進化40億年史
古生代編 生命はいかに誕生し、多様化したのか
中生代編 恐竜の時代-誕生、繁栄、そして大量絶滅
新生代編 哺乳類の時代-多様化、氷河の時代、そして人類の誕生
土屋健 著
群馬県立自然史博物館 監修
講談社ブルーバックス
化石や復元想像図などのカラー画像がとても豊富で、見ているだけで面白いです。
カラー画像が掲載されている順番に順序よく本文で説明されているので、読み進めやすいです。
中生代編のp209からの、日本の恐竜化石がたくさん発掘されているという解説は興味深かったです。
フタバスズキリュウしか知らなかったので。
新生代編p92のイヌ型類からクマ類が進化したという話も興味深いです。
古代生物の進化の興亡はスケールが大きいです。
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アメジスト
読書しました。
土と生命の46億年史
土と進化の謎に迫る
藤井一至 著
講談社ブルーバックス
まず、本書冒頭で、土とはなにかについて定義されています。
土とは岩石が崩壊して生成した砂や粘土と生物遺体に由来する腐植の混合物である。
この土をつくることがいかに難しいかということを250ページかけて語るのが本書のテーマとなっています。
第一線の研究者による著作だけあって、新しい知見がいろいろ述べられており、勉強になります。
第3章では、奄美大島において、ストッキングに詰めて森林の中に埋められた岩石粉末や火山灰が、40年の時を経て掘り出され、腐植によって「土のようなもの」に姿を変えていたという感動のエピソードが載っています。
腐植とは実は枯葉の残骸程度のものではなく、半分は死菌体由来の物質であり、非常に多数の微生物によって分解されたものである、団粒構造になっているのは、ミミズが食べてフンをすることで出来上がったものであるそうです。
第5章においては、フルーツの争奪戦に負けて、西アフリカの熱帯雨林から東アフリカの草原へと生活の場を変えたサルが人類の祖先であるという興味深い説が述べられています。
幸運なことに新天地の東アフリカの草原地帯は肥沃な土地で、直立二足歩行で両手の自由を得た人類の祖先は、ユリ根を食べるようになり、どこでも生きられるように雑食性に進化したそうです。
第7章においては、人工土壌を開発する可能性の展望を述べる一方で、都市部で問題となっている食品ロスによる食品廃棄物を発酵して生成されるメタンガスを火力発電に用い、できた堆肥を農業に利用するという循環型社会の可能性について述べられています。
現代の人口爆発や、ニューヨークや東京といったコンクリートジャングルという名の廃墟の拡大は、人類滅亡への序曲であるという時代にあって、土と共に生きる生物としての原点を問うというのは人類の未来を問うことであるように思います。
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アメジスト
読書しました。
みんなの高校地学
おもしろくて役に立つ、地球と宇宙の全常識
鎌田浩毅
蜷川雅晴 著
講談社ブルーバックス
序章において
著者の専門である南海トラフ巨大地震や富士山噴火において述べられています。
南海トラフ巨大地震は2030年代に起こる可能性が高い
その災害規模は東日本大震災より1桁大きい
富士山噴火を誘発する可能性がある
1995年の阪神・淡路大震災の発生以降、内陸地震の活動期に入っており、2011年の東日本大震災で千年ぶりの「大地変動の時代」に入ったそうです。今後、日本列島でさらに内陸地震が増えてピークに達した時、そのクライマックスとして南海トラフ巨大地震が起こると予測されるそうです。
1940年代に起きた昭和東南海地震、昭和南海地震のあと、阪神・淡路大震災が起きるまで、大地震がほとんどなかったのは地震の静穏期だったおかげで、もう今はすでに「大地変動の時代」であり、災害からできる限り身を守るために知識をつけることが、本書の狙いだそうです。
本書の前半部は、著者の専門分野と重なる地球内部の構造、プレートテクトニクス、地震の仕組み、火山の仕組み、地球を形づくる岩石の成り立ちについて、地層の成り立ちなどについては詳細に解説されており、「減災」のための実用知としても役に立つ内容となっています。
一方、後半部の大気・海洋・天文については、著者の専門から外れるためか、おおむね教科書的な記述に終始しています。
ただ、それでも人類の存在基盤としての地球を知るための入門書としては十分な内容となっています。
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#地学
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#火山


アメジスト
読書しました。
宇宙はいかに始まったのか
ナノヘルツ重力波と宇宙誕生の物理学
浅田秀樹 著
ブルーバックスだから初学者向けに書かれているとはいえ、宇宙論は難解です。
重力波の観測で、宇宙の始まりが解明できるというのは、壮大な夢のある話です。
我々はどこから来たのか、どこへ行くのか
宇宙の解明は永遠のテーマですね。
パルサー、クェーサー、ブラックホールなどの奇妙な天体についての解明も進んでいるようです。
銀河系の中心には巨大なブラックホールが存在するのか、なぜ存在するのか
今後の解明に期待ですね。
#読書
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#宇宙論
#重力波
#パルサー


オスプレイ
講談社 ブルーバックス
知識は本から見て読んで
ほとんどが興味で購入
何かと役に立つアイテム


アメジスト
読書しました。
学び直し高校物理
挫折者のための超入門
田口善弘 著
講談社現代新書
ブルーバックスではなく、現代新書で理系の本が出るのは珍しいですが、面白かったです。
僕は、高校の物理は履修はしなかったので、分からないところはありましたが、いくつかのテーマはとても興味深かったです。
最も興味深かったのは、p144以降のエジソンとテスラの話ですね。
発電機の規格をめぐって、エジソンが推進したのは「直流発電機」、テスラが推進したのは「交流発電機」でした。
最終的には、「交流発電機」が普及してエジソンが名声を失った顛末、「直流発電機」と「交流発電機」の違いが図解されていて、とても面白かったです。
ただ、p164で、テスラは電磁波でエネルギーを送るという無線電力の実現のための事業に失敗して、名声を失ったという顛末がかかれていて、発明家というのは大変な苦労なんだなと感じました。
第3部で、熱力学第一法則というのは、熱と仕事は同じものであり、「熱から仕事へ」、「仕事から熱」へ変換することができ、その間においては、エネルギーが保存されるという意味であるということが、わかりました。
本書は現役の高校生が試験に役立てるような参考書ではありませんが、高校物理の奥深さを十分に感じられることができます。
#読書
#読書感想文
#物理
#入門
#文系向け

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オスプレイ
フィッシングロッド
リール
備蓄用の水
ブルーバックス

ネムイヨ💮
『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性 』糀島健治著 ブルーバックス 2022年
#おススメです読んでネ
#外部と内部を区分する境界であり臓器なんだよね
#シラミの話もとても面白いと感じたのよね

Cra
科学系読み物としてなかなか良かった

あしず

アメジスト
読書しました。
DNAとはなんだろう
「ほぼ正確」に遺伝情報をコピーする巧妙なからくり
武村政春 著
講談社ブルーバックス
だいぶ噛み砕いて説明されてはいますが、DNAについての話はやはり難解です。
ただp154で解説されている、胎盤を形成する遺伝子は、もともとはレトロウイルスの遺伝子が生殖細胞のゲノムに取り込まれたものだというのは、とても興味深かったです。
第6章の動く遺伝因子「トランスポゾン」というのはとても興味深いです。
トランスポゾンというのはヒトゲノムの4割ほどを占めるもので、その中でも特にレトロウイルスが由来とされるレトロトランスポゾンというのは、DNA上でやをおこなう、「動く遺伝子」と呼ばれるものだそうです。
このようにして書き換えられた遺伝子が生命の進化の原動力になっているのは、とても奥が深い世界だなと感じました。
トランスポゾンによるやは無造作に行なわれているにも関わらず、「進化の原動力」になっているというのは、まるで神の見えざる手に導かれているかのような神秘さをも感じます。
#読書
#読書感想文
#DNA
#遺伝子
#進化

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あしず
IT企業で働いているよ。犬派だよ。
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アメジスト
感性を大事にして、季節の変化を感じる心を大切にしようと思っています。
スマホで風景写真などを撮影するのが好きです。
身近な季節感や楽しみ、美を求めて、言葉の調べを奏でられたらいいなと思っています。
2月生まれなのでネームはアメジストにしました。
誕生日 2月16日。
1980年代生まれ。
身長178cm 体重 62kg(23年3月現在)
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ネムイヨ💮
元?いや今も?IT屋さん😇
過労やら色々で病んだ経験もあり
仕事量年2000時間削減して
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筋トレしてます。禿げてない、細身す
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オフ会すぐ行く派 誘ってください
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オスプレイ
釣り三昧高じて師匠と呼ばれる
家にいるより海辺の空気を吸ってリフレッシュですよ
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Cra
概念
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