年末年始映画鑑賞第2弾Beautiful Boy一言でいうと、年末年始に観るべき映画ではないなぁ。というのが正直な感想。実話ベースの映画。8年間に於ける薬物依存症と闘う青年と、それに向き合い支える家族の話。これも第1弾と同じく、見どころのない映画になるのかな?そしてこれも駄作と多くの人が思う分類の映画じゃないかと思います。内容はというと、成績優秀、家族思いの好青年のニック。そのニックが家族から常に好青年として求められているニック像への反動からドラッグに溺れていくって内容の映画。でも凄いね米国。親子でドラッグするシーンとか、薬物界最悪といわれているクリスタル·メスにハマっていく息子が、どんなドラッグにハマっているのかを知るために体験する親父のシーン。そして自分のドラッグ体験を子供に語る親父。邦画じゃ考えられないね。この美少年T·シャメルがホントに痛々しかった。薬物依存症になり、何度も繰り返す様がホントに痛々しい。彼の「僕を嫌いにならないで」って台詞が全てを物語っているのかなぁ。父親役にS·カレル。元々はコメディ俳優。最近はこっち方面に路線変更していってるみたい。コメディ俳優の方々の演技の幅は個人的には凄いと私は思っているのですが、このは人はちょっとなぁ…ってのが私の感想です。この映画でも、もう少し切迫感や、絶望感、家族愛というのを出せる俳優の方が良かったのかなぁと、個人的には思います。そうするとより支える家族愛ってのに感情移入できたかも。相互であるべきが、私にはティモシーの痛々しさが前面に押し出されているだけに感じてしまいました。ちょっとそれが残念。にしても公開当時から観たかったこの映画を観れたのは良かった。