《秋なのか》赤蜻蛉(あかとんぼ) 車(くるま)に留(とま)り金木犀(キンモクセイ) 香(か)を風(かぜ)に乗(の)せ鱗雲(うろこぐも) 空(そら)に広(ひろが)る秋(あき)なれど 陽射(ひざし)眩(まばゆ)く 夏(なつ)の日(ひ)の 熱(あつ)きを顔(かほ)に 受(う)けて焼(や)かれむ北黄蝶(きたきチヨウ) 裏銀小灰蝶(うらギンしじみ) 宙(チユウ)を舞(ま)ふ 越冬(エツトウ)支度(ジタク) せるやせざるや#長歌 #短歌