共感で繋がるSNS
人気
魑魅魍魎と化した狭間

魑魅魍魎と化した狭間

2024年11月13日、詩人の谷川俊太郎が老衰で亡くなった。92歳だった。

谷川俊太郎といえば、鋭い感性で生み出した親しみやすい詩が特徴で、その作品は時代を超えて多くの人に読み継がれてきた。

また、アニメ『鉄腕アトム』の主題歌の作詞を手がけたほか、絵本『スイミー』や『マザー・グースのうた』、それにスヌーピーの漫画『ピーナッツ』など海外の名作の翻訳を多く手がけたことでも知られている。

『生きる』は、谷川俊太郎の詩の中でもとりわけ有名な作品の1つと言えるだろう。生きるすばらしさをつづったこの詩は、国語の教科書に掲載されたこともある。この詩に心を救われた人も多いのではないだろうか。

たくさんの素晴らしい作品を残した谷川俊太郎。まずは、70年以上詩を書き続けたその疲れを癒やし、ゆっくりと休んでほしい。

最後に、谷川俊太郎の『生きる』を引用したい。



生きる
谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ
GRAVITY
GRAVITY5
マミ

マミ

鉄腕アトム」がアニメ放送開始

出典:虫プロ鉄腕アトム

1963(昭和38)年1月1日、フジテレビ系列でアニメ鉄腕アトムのテレビ放映が開始されました。

漫画家・手塚てづか治虫おさむ氏が1952(昭和27)年から光文社で連載していたSF漫画『鉄腕アトム』の放映は

鉄腕アトム
日本初の国産アニメ作品

となっております。

21世紀の未来を舞台に原子力をエネルギー源として動く人形型ロボット「アトム」は、人と同等かそれ以上に優しい感情を持ち合わせており

漫画
主に人間が生み出す幾多の困難に立ち向かっていく物語は、漫画の発表時から絶大な人気

を集めました。

アニメ化と同時に放送された主題歌も大きな反響を呼び

日本を代表するアニメソング
のひとつとして今日では世界中でも認知される曲となっております。
GRAVITY
GRAVITY
関連検索ワード
おすすめのクリエーター