建築の基礎として、一ミリ、一度たりともズレてはならない。出ないと土台がしっかりしていない。その上にいくら美しいものを並べても張りぼて。そういう建築で成功できるものは、無いわけではない。ただし、成功はほんの一握り。ほぼ運に等しい。それに賭けるよりかは、基礎をしっかりして建物を建てる方が、そこで成功するかも運だが幸先が良い確率が高い。賭け事は成功すれば華だが、成功が見込めない賭け事はしない。その時間と気力があるのなら基礎を固め、その上に美しいものをどのように構築するかを考えている方が、失敗しようとも贅沢な時間になるのではないか。#もんちの建築哲学