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Pepero

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『ハニーボーイ』(2019年)
★★★★☆☆☆

シャイア・ラブーフが脚本を担当した、自身の子役時代の経験を描く自伝的作品。

その昔。ハリウッドで人気子役として活躍する12歳のオーティスは、ステージパパのジェームズと2人で暮らしていた。

くだらないジョークを飛ばし他人の話に聞く耳を持たない。短気で気に入らないことがあればすぐに機嫌を損ね、時には暴力もふるう。ろくに仕事も出来ないクセに一端のマネージャー気取りで、細かい言動に干渉してくる。

それがオーティスの父親、ジェームズだった。

撮影中に飲酒運転で事故を起こし、オーティスは療養所でカウンセリングを受ける。
カウンセラーは、典型的なPTSD(心的外傷後ストレス障害)であると診断し、その解決策としてオーティスは、忘れたい12歳の頃の記憶に立ち返らねばならなかった。



とにかく、粗暴な父親に振り回され続ける12歳のオーティスが不憫でならない。
そしてそれほどまでに嫌っていた父親役を、シャイア・ラブーフが自ら演じるという事実にも驚く。
しかしながら物語自体は、ひたすらに理不尽な父親像を淡々と観なければならず、そしてこれといって救いの手も差し伸べられない。
PTSDの原因となるエピソードなのだから無理もないのかも知れないが、作品としては退屈だった。

ボクはシャイア・ラブーフが好きなので、観て良かったとは思っているが、万人にはあまりおすすめ出来ないかも知れない。

もしそれでも興味がある方は、Amazonプライムにて。


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