市の教育センターに就職した恋人が、「人生を豊かにする壺」の中に入ったきりでてこない。と、教育センター長から連絡を受ける。恋人を壺から出す為に教育センターに出向き、巨大な壺の中に恋人の嫌いなものを投げ入れる。まいたけごはん、白アリ駆除剤、チンパンジー、人体模型、煮豆。あらかた投げ終えると、なんだか恋人のことなぞどうでも良くなる。ちりぢりになった気持ちを持て余し、大きな壺のとなりでしみじみと積み木をしていたら、トロピカルバードとサイケデリックな鳥が飛来した。鞄のなかにひそませておいた原宿ドックを一本づつ与える。くずひとつこぼさず食べたのはサイケデリックな鳥のほうであった。きれいにものを食う鳥類に心を撃ち抜かれた私は、その場で結婚宣言をし、つがいとなった。ハネムーンはたくわん工場の熔鉱炉を見に行った。と、云う#夢をみた 。