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綿来ゆき

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ゲレンデのド真ん中で大声で泣いてる女の子がいたので、声をかけたら「じぃじ〜じぃじ〜」しか言わない。「とりあえず下まで降りればなんとかなるだろうから滑って降りてみよ?」と提案したら「じいじがいないと滑れない〜!」と言う。嘘だ!僕はさっき君がコブを滑ってるのを見たぞ、こんな平地を滑れないわけないだろう。危ない。本当に滑れないタイプだと騙されておんぶまで視野に入れるところだった。「たぶんね、じいじはリフト乗り場のとこで待ってると思うから探してみよ?」と言い直したら、突然ケロッとして滑り出した。滑りながらじいじのウェアの色を訊くと緑だと言う。え絶対リフト乗り場からこっち見てるあの人じゃん。「じいじはコブが上手なの〜」とかじぃじの友だちの話とか訊いてもないどうでもいいことまで喋ってる。さっきまでの涙はなんだったんだと思うとともに子供ってチョロすぎるだろ……となった
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ぱー

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最近笑顔になった小さな出来事は?最近笑顔になった小さな出来事は?
甥っ子(2歳)がじぃじ!!じぃじ!!!
っていいながら駆け寄って来たこと
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ホイミスライム

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【ホイミスライムの自衛隊怪談】
第16話 『4者4様の霊体験(前編)』

再び自衛隊での話ではないが、第8話で紹介した『暗い4連星』はそれぞれ自衛隊入隊前に霊体験らしきものをしている。書き忘れないうちにそれを書いておこう。

①私(福岡県出身)の場合。
私の祖父は太平洋戦争で戦死している。私が生まれるかなり前の話だ。一昨年は纏まった休暇が取れたので東京に出向き、靖国神社にも参拝した。
しかし、私には幼少の頃に祖父に遊んでもらった記憶がある。いや、記憶と云える程曖昧なものではなく、両親曰く「枕元に少し古いメンコやビー玉が置いてる時があった」とか、言葉を発し始めた頃には誰もいない居間に向かって笑いながら「じぃじ、じぃじ」とはしゃいでいたらしい。
私の記憶の中では一度だけ祖父に会った記憶がある。
中学生の頃、ある親戚の集まりで本家に行き、一泊した際に夜中トイレに行った。本家は旧家の造りでトイレは外廊下を進んだ先にあったのだが、トイレから帰る時に庭に白い着物を着た初老の男性が立っており、笑いながら小さく手を振っていた。私は瞬間的に「爺ちゃんだ!」と思い手を振り返した。すると爺ちゃんはスーッと消えていった。たぶん不出来な孫がちゃんと成長したのを見届けに来たのだろう。

②H(熊本県出身)の場合。
彼は熊本県の出身だが一族の出自は鹿児島県の大隅半島界隈で親戚もそちらに多かった。だから必然的に法事やら何やらで鹿児島に出向く事は多く、彼も子供の頃から親に連れられて何回も行ったそうだ。第15話でも書いたように彼には多少の霊感がある。これは彼にとって災難だった。
あえて町の名前は伏せるがその町に入ると場所により体が非常に重くなり耳鳴りがひどくなる。時には町中に黒い靄のようなものが何体もフラフラと歩いているのが見えたという。
この黒い靄の正体は不明だが、今から30年ほど前の雑誌に『大隅半島は落武者霊の巣窟』という記述があり、真偽の程はともかく霊体密度の大きい町は存在するようだ。
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