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はげぼうず
私は何のためにこの職を選んだのだろうか。幾度となく繰り返した思考を、せめてこの時間を楽しむために注文した醤油ラーメンで流し込み、溜飲を下げようと試みる。客足まばらなフードコート。ラジオからは昭和の名曲が流れ、泣く子をあやす親子の横でくたびれたトラック運転手が真顔で食事を喰らう。意図と反比例して気持ちは右肩下がりを続ける。広がるセピア色の景色を情けない人生の全てと重ねながら食べ終えた麺は、味を伝える役割を放棄していた。
助けを求めるような気持ちで、いつもは入らないスタバに足を運ぶ。日頃はその眩しさに当てられて視界にも入れない場所にさえ、今は縋りたかった。店前の看板にあった甘そうなフラペチーノを注文する。胸を張れない生活を押し殺すかのように、過度な笑顔で店員と会話した。寸刻の内に出てきた商品は、やはり目が眩む。疲れたオッサンが飲むには、はしゃぎすぎたシロモノだ。覚悟と祈りがないまぜになるような感覚。ストローに口をつけた。
え、あまあまあま。おいち〜〜〜‼️‼️しあわせ〜〜💕💕💕💕めちゃらぶなんですけど〜〜〜や〜〜ん💕💕💕サイコー💕💕💕あーーわかんねーけどぜんぶどーにかなるっしょ!!マジアガッてきたわ〜〜ボスっち待っててね〜〜〜✌️✌️✌️✌️

ゆん 𓈒𓏸𓋜
おはよう おはよう
とっても幸せな朝
今日もがんばるぞ
#大人のミロ
#あまあまおいち

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