ルームにご参加下さった皆様ありがとうございました【予告】次回は8月23日(金)19:30~「ヨガは肥満にきくのか」についてお伝えします。今回は「実は傷ついてます。トラウマを支援する人たち」についてお伝えします。〇STSD (Secondary traumatic stress disorder)・二次的外傷性ストレス障害・大切な他者が経験した外傷体験について認識することで生じる,自然な行動および感情として定義され,それは心に傷を負った人や苦しんでいる人を助けるか,助けたいということから生じるストレス・他者の語る人生史に関わる外傷体験に耳を傾けることで,二次的に曝露された結果として生じる症状・誰しもが罹患する可能性の高い疾患・具体的な発症機序については不明な点が多い〇STSDの症状・外傷体験と同様の症状…侵入イメージ,回避反応,生理的覚醒,感情的苦痛,機能障害など(Chrestman 1999)・個人の共感性、自伝的記憶が発症と関連・DSM‐5のPTSD診断基準内に「他者の外傷体験への曝露」(PTSD の下位分類の一つ)〇STSDのリスクが高い人・心に傷を負った人に関わる法律家,看護師,医師、ソーシャルワーカー,心理師,記者,消防士や児童養護施設職員など・最初はトラウマサバイバーに関わる専門家が対象が多数だったが,暴力を目撃した一般人,犯罪被害や退役軍人の家族やパートナーなど、支援を必要とする人々がいると考えられている。