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ibuki ⋰˚☆
日本の春の花、と言えば桜が定番ですが、春の花の象徴として桜が詠まれるのは平安時代の「古今和歌集」からで、桜を愛でる文化が生まれたのは、この時代からだろうと推測されています。
奈良時代の貴族社会では梅や桃の花がされていました。
その時代には「花」と言えば梅や桃でした。
儀式や行事に用いられ、奈良時代の『万葉集』にも詠われています。
それが平安時代になるとどこにでもある身近な桜を愛でようという機運が高まり、日本の春の花は次第に桜に変わっていきました。
日本最古の桜の栽培品種は「枝垂桜」で、平安時代に存在していました。
鎌倉時代には桜の栽培が発展して、流通も始まったと言われています。
戦国時代後期(安土桃山時代に入ると、大名たちの「花見」の風習が始まり、今に伝わります。
桜の代表的なソメイヨシノは江戸時代後期に誕生した日本の園芸品種で、エドヒガンとオオシマザクラの交配種で、現在の染井吉野のほとんどは原種のクローンだと言われています。
日本の代表的な花となった桜が咲いているのは、約10日間から2週間くらい。
散り際の時期に強い雨が降り、予定よりも早く花びらを散らせることがあります。
これを花散らしの雨、または花散らしと言います。
季節や気象、風習と深く結びつき、歴史にも通じています。
もうすぐ、桜の時期が終わります。
まだ愛でていない方は、満開とはまた違った桜吹雪を楽しむのもいいかもしれません。
#暦小読
#風物詩
#歴史と化学のleaflet


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アメリカ原産の落葉樹で、別名はアメリカヤマボウシとも呼ばれます。
1912年にアメリカのワシントンD.C.に桜を贈った返礼として日本に贈られました。
以降、短い桜の時期を惜しむ頃にピンクと白の花を咲かせて街を彩ってくれています。
花言葉は「私の想いを受け取ってください」
一般的に認知されて拡まったのは一青窈の楽曲からかも知れませんね。
#暦小読
#歴史と化学のleaflet
#歳時記


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日本には四季があります。
その四季に合わせて節分も4つあります。
風習としては二月三日しか残っていませんが
立春、立夏、立秋、立冬の前日。
季節を分つ日が節分です。
同様に梅雨も4つあります。
5月下旬から7月初旬にかけて降る夏の梅雨が一般的で、梅の実が実る時期の長雨で梅雨(ばいう)と書いて「つゆ」と読みます。
夏の終わりに降る秋の長雨は秋霖(しゅうりん)や「すすき梅雨」と呼ばれたりもします。
秋から冬にかけて降る長雨は「さざんか梅雨」
春の桜や菜の花が咲く時期の長雨を春霖(しゅんりん)や菜種梅雨と呼びます。
前の季節の空を洗い流す梅雨。
ちょっと鬱陶しい雨も、そう考えると悪くない気もします。
ちなみに旧暦の5月が現在の梅雨の時期。
したがって「五月晴れ」は本来は「梅雨の晴れ間」を意味します。
この時期の言葉に「卯の花腐し(うのはなくたし)」と言う言葉があります。
これは旧暦の4月から5月の長雨の事で、現在の梅雨時期にあたります。
卯の花(ウツギの花)を腐らせてしまう雨。
と言う意味です。
雨を表す言葉は400以上と言われます。
その時々に合った言葉を選んでみるのもいいかもしれませんね。
#暦小読
#空の名前
#宙の名前


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紀元前586(神武天皇76)年3月11日は
日本の初代天皇となった神武天皇の崩御日
とされており、1874(明治7)年〜1948(昭和23)年間は新暦換算した4月3日に国民の大祭日として祝日に制定されていたそうですが、今日では宮中祭祀としてのみ儀式が行われています。
1800代後半に日本へ来日したアメリカの教育者・ノースロップ博士が説いた
「Arbor Day = 愛林日」
この精神を汲み、1898(明治31)年に林学者の本多静六(ほんだせいろく)博士によって神武天皇祭が行われる4月3日を植栽日にすることが提唱されました。
その後、昭和の時代に
4月3日の神武天皇祭を中心とする4月2日〜4月4日までの3日間を植栽日とすることが決まり、全国一斉に愛林行事を促すために記念日が制定されています。
1934(昭和9)年には日本初の中央植樹行事が筑波山麓(茨城県)の鬼が作国有林で実施されたのをはじめとして、現在でも例年4月3日には
全国植樹祭として愛林活動が各地で催されています。
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