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k(CV:五ェ門)
母の葬儀の後、我が家に眠る、これまで母が収集した大量の書物の扱いについて、従姉妹が
「伯母さんの本とお父さんの本を使って、ブックカフェ開いたら良い。そこに行けばいつでもそれらの本が読めるというような」
と言っていたのを思い出した。
弟と妹は、おそらく、そのようなことには関心はない。決めつけてはいけないが、自分が主体的に取り組もうとは、おそらく考えてはいないだろう。これまでの言動から。
このままでは、母の家は潰すことになる公算が高いし、たとえ叔父が「ブックオフのようなところで二束三文で処分するようなことだけはしてくれるな」と言ってみたところで、その言葉が心に響いたかどうか、正直分からない。
彼等は、そういう話には決まって沈黙し、本音を隠すからだ。私のことは「外面だけ良いナルシスト」と非難するくせに。
もしも、あの家を改装、若しくは建て直し、「自宅カフェ」として生まれ変わらせたら。
主に中国関係専門のブックカフェとして。
これまで私が考えていた将来設計を全て反故にして、私がそれをやってみるか。
そんな恐ろしい考えが頭に浮かんだ。
勝算はあるのか。
商売として成り立たせるための一日あたりの売上は?
客に提供する飲食物のクオリティは?
それは誰が用意する?
本当の住宅街の中で、カフェ開業が近隣住民に許されるのか?
ウサギ小屋のような狭い敷地に店が構えられるか?
身寄りのない私が年老いたら、事業承継は誰にどのように?
私に接客業ができるのか?(というのが愚かな問ということも分かってもいる。)
経営破綻したら、その後、私は生きていけるのか?
そもそも、母の残した書物が、他人様のニーズにマッチするものなのかという根源的な話は置いておき、上記のような疑問が次々と頭に浮かび、すぐに及び腰になる。
一時的な気の迷いとして、明日には頭の中から消してしまうか。
それとも、相続の期限ギリギリまでどうしようかと迷い続けるのか。
本当に人生の分岐点となるかもしれない。
何もせずに終われば、ホームを失って終わるだけだ。皆が予想した規定路線どおりに。
ちなみに、私は、カフェよりも喫茶店が好きだ。空間として。
使用するカレンダーも、喫茶店だ。
#ブックカフェ #自宅カフェ #読書喫茶
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サタケ
僕もブックカフェ、読書喫茶大好きです。もし開店したら是非お伺いしたいです☺️